
こんにちは、株式会社フードコネクション アライアンス課の田村です。
弊社はUber Eats(ウーバーイーツ)に飲食店様が出店・加盟、店舗登録するサポートを行う、最高評価のGoldランクを獲得した正規代理店です。
「Uber Eatsに出店したのに、思ったほど売上が伸びない」
「本当にデリバリーで儲かるのか、正直よくわからない」
そんなお悩みを、飲食店の経営者様から数多くいただきます。毎月100件以上のご相談を受けている弊社の経験からお伝えできるのは、Uber Eatsは出店すれば自動的に売れるものではなく、売上が伸びる店舗と伸びない店舗の間には明確な違いがあるという事実です。
この記事では、弊社が目黒で運営する直営店「目黒日本酒ほろよい党」のリアルな売上データを公開しながら、Uber Eatsで売上を伸ばすための具体的な方法を、代理店だからこそわかる視点で徹底解説します。
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どうぞお気軽にお問い合わせください。 よろしくお願いいたします。
はじめに|Uber Eatsで売上は本当に伸びるのか
【実証データ】8坪の居酒屋がUber Eatsで月52万円を売り上げた実例
Uber Eatsの利益構造を数字で解説|手数料30%でも儲かるのか
【表示回数UP】「見つけてもらう」ための露出強化策
【CTR改善】「選んでもらう」ための商品設計
【客単価UP】注文単価を引き上げる工夫
【注文率UP】売上アップに直結するプロモーション活用術
【リピート率UP】売上を安定させる運用術
【2026年最新】お得に始めるなら今がチャンス
よくある質問(FAQ)
まとめ:Uber Eatsで売上を伸ばす鍵
はじめに|Uber Eatsで売上は本当に伸びるのか
Uber Eatsで売上を伸ばすためには、まず「売上がどのような仕組みで生まれるのか」を理解することが欠かせません。感覚だけで写真を変えたり、値段を調整したりしても、なぜ売上が伸びたのか、あるいは伸びなかったのかが分からず、改善を積み重ねることができないからです。
Uber Eatsにおける売上は、次の4つの要素の掛け算で成り立っています。
表示回数は、アプリ内であなたの店舗がユーザーにどれだけ見られているかを示します。CTRは、見られた中でどれだけ「気になる」と思われクリックされたかの割合です。CVRは、店舗ページを開いたユーザーのうち、実際に注文まで進んだ割合を指します。そして客単価は、1回の注文でどれだけの金額が動いたかです。
この4つのうち、どこか一つでも改善できれば、それはそのまま売上の増加につながります。逆に言えば、「売上が伸びない」と感じている店舗は、この4つのいずれかに改善の余地が残っているはずです。
なお、Uber Eatsには店舗の表示順位を左右する「グリーンスタンダード」という評価基準が存在します。これは主にアプリ内での露出、つまり表示回数に関わる仕組みであり、CTRや客単価とは別の軸にある指標です。この評価基準を正しく理解した上で、表示回数・CTR・CVR・客単価という4つの軸それぞれに効く具体的な改善策を、本記事では順を追って解説していきます。
とはいえ、理論だけを並べても「本当にそれで売上が伸びるのか」という疑問は解消されないと思います。
そこで本記事では、弊社が実際に目黒で運営する直営店「目黒日本酒ほろよい党」の実データを公開しながら、この4軸をどう改善して売上を伸ばしてきたのかを、包み隠さず検証していきます。まずは、その直営店がどのような課題を抱え、どんな結果を出したのか、具体的な数字から見ていきましょう。
【実証データ】8坪の居酒屋がUber Eatsで月52万円を売り上げた実例

「Uber Eatsは本当に売上が上がるのか?」という疑問に向き合うために、まずは弊社が目黒で運営する直営店「目黒日本酒ほろよい党」(わずか8坪の居酒屋)のリアルな売上データを公開します。
コロナ以前の課題|終電繰り上げで消えた「2〜3軒目需要」
当店は、コロナ以前はデリバリーを行わずに月240万円以上の売上を上げていました。しかし、終電の繰り上げなどにより23時以降の集客や2〜3軒目利用が激減し、「いかにして1日あたり1万〜1万5千円(月間20万円)の売上を補填するか」が大きな課題となりました。
店内営業だけでは埋められないこの穴を、どう塞ぐか。私たちが選んだ答えが、Uber Eatsをはじめとするデリバリープラットフォームの活用でした。
既存メニューを活かした3ブランド展開
デリバリーを始めるにあたり、私たちは「からあげ専門店 からあげ党」「海鮮丼 濱長」「大盛り無料!煮込み丼専門店 ほろよい党」という3つのブランドを立ち上げました。
ここで重要なのは、デリバリー用に新たな食材を仕入れると原価が高騰するリスクがあるため、すべて既存のメニューからオペレーションがシンプルなものを選定したという点です。新しいことを始めるのではなく、すでにある強みを組み合わせ直す。これが、限られたリソースで複数ブランドを成立させるための前提でした。
2026年2月の実績|月52万円、前年比274%アップ
その結果、2026年2月のUber Eats売上実績は以下の通りとなりました。
・Uber Eats 2026年2月売上:520,736円
・店舗売上に加え、1日平均26,036円を上乗せ
・稼働日20日、稼働時間16時〜24時
※「唐揚げ」「海鮮丼」「煮込み」の3ブランドの合計です。


当店のデリバリーは、2026年2月の稼働日が20日/月(16時〜24時の8時間稼働)ですが、店舗が忙しいピーク時や品切れ時は一時的に受付を停止するため、実質的な稼働率は約90%です。それでも1日あたりの平均売上は26,036円となり、当初の課題であった「1日1万〜1万5千円の売上補填」を、大きく上回る結果でクリアすることができました。
さらに、前年の同月と比較しても、圧倒的な成長を遂げています。
・売上合計:190,302円 ⇒ 520,736円(274%アップ!)
さらに、その後も安定して売上を積み上げています。直近の売上は以下の通りです。
・2026年3月:618,618円
・2026年4月:493,696円
・2026年5月:593,675円
・2026年6月:566,804円
ただ何となくUber Eatsに出店するだけでは、ここまでの売上を継続して作ることはできません。この結果は、後述する「表示回数」「CTR」「客単価」といった各要素を一つひとつ改善してきた積み重ねの結果です。
次章では、この売上を支えている利益構造について、具体的な数字とともに解説していきます。「儲かるのかどうか」という最も気になる部分に踏み込んでいきましょう。
Uber Eatsの利益構造を数字で解説|手数料30%でも儲かるのか

前章で公開した月52万円という売上は、あくまで「売上」の数字です。飲食店経営者様が本当に知りたいのは、「そこからどれだけ利益が残るのか」ではないでしょうか。ここでは、Uber Eatsの手数料を踏まえた利益構造を、具体的な数字とともに解説します。
Uber Eatsの手数料は「売上の30%」
2026年現在、Uber Eatsの手数料は売上に対して30%(+消費税)です。かつては35%という情報も広く出回っていましたが、現在は30%が正しい数値ですので、これから出店を検討する方はまずこの点を正確に把握しておきましょう。
この手数料には、配送コストやアプリのシステム利用料などが含まれています。「高い」と感じる方も多いのですが、実際に利益が残るかどうかは、手数料の割合だけでなく、価格設定と原価管理次第で大きく変わります。
具体的な利益計算例
たとえば、店内価格1,000円(原価300円)の商品を、デリバリー用に1,300円で販売した場合を考えてみましょう。
・売上:1,300円
・手数料(30%):1,300円 × 30% = 390円
・原価:300円
・利益:1,300円 - 390円 - 300円 = 610円
店内販売の利益(1,000円-300円=700円)と比べるとやや目減りしますが、それでも十分な利益を確保できていることがわかります。さらに、デリバリーによって新規の注文が積み上がることを考えれば、店舗全体の利益額は着実に増えていきます。
手数料分を価格に反映する「価格転嫁」の考え方
手数料負担を軽くするために有効なのが、デリバリー価格を店内価格よりも高めに設定する「価格転嫁」です。
先ほどの例で言えば、店内価格1,000円の商品を1,300円に設定した時点で、すでに30%程度の上乗せを行っています。ここで気をつけたいのは、上乗せしすぎるとユーザーの「割高感」につながり、注文が伸びなくなってしまう点です。競合店の価格帯も確認しながら、顧客が納得できる範囲で手数料をカバーする価格を見極めることが重要です。
自社配達への切り替えで手数料を15%まで抑える選択肢も
Uber Eatsには、「マーケットプレイス+自社配達」という選択肢もあります。これは、Uber Eatsのプラットフォームで注文を受けながら、配達自体は自社で行う仕組みで、これを利用すると手数料を30%から15%まで抑えることができます。
ただし、自社配達には配達スタッフの確保や人件費、配達エリアの管理といった新たなコストと手間が発生します。そのため、まずは配達代行(手数料30%)でデリバリーの需要と運用の勘所を掴んだうえで、注文数がある程度まとまった段階で自社配達へ切り替えるという流れが、多くの店舗にとって無理のない進め方だと言えるでしょう。
手数料の仕組みと利益構造を理解したところで、次はいよいよ「どうすれば売上そのものを伸ばせるのか」という具体策に入っていきます。まずは、ユーザーに店舗を「見つけてもらう」ための表示回数UPの施策から見ていきましょう。
【表示回数UP】「見つけてもらう」ための露出強化策
売上の公式(売上=表示回数×CTR×CVR×客単価)における最初の関門が、この「表示回数」です。どれだけ魅力的な商品を用意していても、そもそもユーザーの目に触れなければ注文には至りません。ここでは、Uber Eatsアプリ内での表示回数を増やすための具体的な施策を解説します。
店名に検索キーワードを入れ込む
Uber Eatsの検索でヒットするかどうかは、店名に大きく左右されます。ユーザーが「唐揚げ」「カレー」などの料理ジャンルで検索した際に自分の店が表示されるよう、店名の冒頭に料理ジャンルや特徴を入れ込むことが基本です。
実際に当店の3ブランドも、「からあげ専門店 からあげ党」「真・海鮮丼 濱長」のように、店名だけで「何を食べられる店か」が一目でわかる設計にしています。個性的な屋号は魅力的ですが、まず検索にヒットすることが前提になる点を忘れないようにしましょう。
営業時間を工夫し、競合が少ない時間帯を取り込む
Uber Eatsの営業時間は、実店舗の営業時間と同じである必要はありません。むしろ、アイドルタイム(14時〜18時など)や深夜・早朝といった、競合店が少なくなる時間帯を狙って営業することで、表示される機会そのものを増やすことができます。
当店の場合も、実店舗の営業終了後の時間帯までUber Eatsを稼働させることで、これまで取り込めていなかった需要を拾うことができました。営業時間の見直しは、追加のコストをかけずに表示回数を増やせる、比較的取り組みやすい施策です。
調理時間を短縮し、グリーンスタンダードでの評価を高める
Uber Eatsには、店舗の表示順位に影響する「グリーンスタンダード」という評価基準があり、その項目の一つに「オンライン率」があります。設定した営業時間のうちどれだけオンライン状態を保てているかという指標で、これが高い店舗ほど表示されやすくなる傾向にあります。
このオンライン率を保つ上で意外に重要なのが、調理時間の設定です。調理時間が短く設定されている店舗は、ユーザーにとって「早く届く店」として評価されやすく、結果的に上位表示につながりやすくなります。デリバリー向けにメニューを厳選し、盛り付けだけで提供できる商品を中心に構成するなど、オペレーションを見直すことで調理時間の短縮は十分に実現可能です。
リスティング広告で新規の露出を補う
Uber Eatsには、クリック課金型のリスティング広告があります。検索結果やカテゴリー上位に「スポンサー」として表示されるため、まだ店名を知られていない新規ユーザーへの露出を短期間で増やすことができます。
表示されるだけでは費用が発生しないため、無駄なコストを抑えながら関心の高いユーザーにアプローチできる点も特徴です。新規出店直後や、新しいブランドを立ち上げたタイミングなど、「まず知ってもらう」ことを優先したい場面で特に効果を発揮します。
表示回数を増やし、店舗をユーザーの目に触れさせることができたら、次に問われるのは「その中から自分の店を選んでもらえるか」です。次章では、クリック率(CTR)を高めるための商品設計について解説します。
【CTR改善】「選んでもらう」ための商品設計

表示回数によってアプリ内に自分の店が並んだとしても、数多くの競合店の中からクリックされなければ意味がありません。ここからは、CTR(クリック率)を高めるための商品設計について、実際の調査データも交えながら解説します。
何を売るか?市場調査と競合調査から始める
デリバリー商品を検討する際は、まず「いくらの売上を目標にするか」を明確にすることが重要です。当店の「ほろよい党」のように1日1万円を目指すのか、それとも10万円以上を目指すのかによって、取り扱うべき商品は大きく変わります。
Uber Eatsなどのプラットフォームは、通常店舗から半径3〜5kmの範囲が商圏となります。その中で目標売上を達成するためには、目標に見合った「市場規模」のある商品を選ばなければ、達成の確率は低くなります。したがって、市場規模がある商品の中から、自社で取り扱い可能な商材を検討するのがおすすめです。
商品候補を選ぶ際にもう一点重要なのが、忙しい時間帯でも販売できる、オペレーションが煩雑でない商品を選ぶことです。デリバリープラットフォームでは、一時的に営業を停止することは可能ですが、停止しすぎるとプラットフォーム内での露出が下がると言われています。
商品候補が決まったら、次に欠かせないのが徹底的な競合調査です。デリバリーは「顔の見えない商売」であるため、すでに認知されているチェーン店は個人店よりも圧倒的に有利であり、さらに価格も安い傾向にあります。
そこで私たちは、商品候補のメニューが決まった後、必ず競合店舗の同じ商品を実際に注文するようにしています。「ほろよい党」では、近隣の5店舗以上から、ご飯の量、唐揚げの大きさ、海鮮丼であれば魚の量や付属品などを実際に注文してチェックし、自社商品の開発に活かしました。ボリュームはお客様からの評価はもちろん、リピート率を高める上でも非常に重要な要素です。
デリバリーユーザーにとって一番避けたいことは「お腹いっぱいにならないこと」ですから、必ず適切なボリュームを調べるようにしてください。
商品設計の成果は、実際のデータに表れる
こうした市場調査・競合調査を踏まえて商品設計を行った結果、実際にどのメニューがどれだけ売れたのか、当店の実データを公開します。
普段はなかなか見ることができない「実際のメニュー別販売データ」です。まずは、当店の売上の大黒柱である「煮込み」ブランドの内訳です。上位の特定メニューに注文が集中しているのがお分かりいただけると思います。

続いて、デリバリーの王道である「唐揚げ」と、客単価UPに貢献している「海鮮丼」のデータです。


画像をご覧いただくとわかる通り、「煮込み」が売上と注文数を大きく牽引しています。デリバリーでは、店舗の全メニューをただ漫然と載せるのではなく、このように「売れる商品」に絞って展開することが非常に重要です。
なお、この「海鮮丼」が客単価向上に貢献している理由については、後述する客単価UPの章で改めて詳しく解説します。
HERO写真で「美味しそう」を一瞬で伝える
Uber Eatsの検索結果やページ上部に表示されるメイン画像を「HERO(ヒーロー)写真」と呼びます。この写真の出来栄えが、クリック率に大きく影響します。「どのような料理を提供しているお店か」「どれくらい美味しそうか」が一瞬で伝わる一枚を選ぶことが重要です。
ショルダーネームで、屋号だけでは伝わらない魅力を伝える
「ショルダーネーム」とは、Uber Eatsのようなデリバリープラットフォームで、お店の屋号の前に表示できる短いキャッチフレーズです。屋号だけでは伝えきれないお店のウリや特徴を、このショルダーネームに凝縮することで、競合店がひしめく中でユーザーの目に留まりやすくなります。
例えば「目黒日本酒ほろよい党」の場合、3つのブランドのショルダーネームはそれぞれ「からあげ専門」「大盛り無料!煮込み丼専門店」「真・海鮮丼」とつけられています。ユーザーが一目で「どんな料理が食べられるのか」「どんなメリットがあるのか」を理解できるように作ることで、ターゲットとするユーザーに強くアピールし、店舗ページへの流入を促す効果が期待できます。
メニュー数は15品以上、カテゴリー分けで見やすく
Uber Eatsでは、掲載しているメニューが多いほうが注文される傾向にあり、15品以上の登録が推奨されています。メニュー数が少ないと、ユーザーは他の店舗と比較する傾向にあり、結果的にページからの離脱や注文数の減少につながります。
またメニューが豊富なだけでは、見づらくなりユーザーが離脱してしまう可能性もあります。「当店のおすすめ」「メイン」「サイドメニュー」「デザート」などのカテゴリーに分けて、ユーザーが迷わず目的の商品にたどり着けるように整理しましょう。
商品名・商品説明文で「食べたくなる理由」を伝える
メニュー名や商品説明文も、CTR・CVRの両方に影響する重要な要素です。「内容と魅力がひと目で伝わるネーミング」を意識するとともに、商品説明文には量(ご飯のグラム数など)や調理法など、写真だけでは伝わらない情報を具体的に記載することが重要です。ユーザーの「?」が多くなると注文には繋がらないため、丁寧な説明を心がけましょう。
クリックされ、店舗ページを見てもらえるようになったら、次はいよいよ「注文単価」を引き上げる工夫です。当店の海鮮丼データも交えながら、客単価UPの具体策を見ていきましょう。
【客単価UP】注文単価を引き上げる工夫
表示回数とCTRを高め、実際に注文につながるようになったら、次に見るべきは「1回の注文でどれだけの金額が動くか」という客単価です。注文数を増やすだけでなく、1件あたりの単価を引き上げることができれば、同じ注文数でも売上を効率的に伸ばすことができます。
「海鮮丼」が客単価UPに貢献した理由
前章でご紹介した当店のメニュー別データを振り返ると、「真・海鮮丼 濱長」は「煮込み」ブランドほどの注文数はないものの、客単価UPに大きく貢献していました。これは、海鮮丼というメニュー自体の単価が高いことに加え、魚の量や種類、付属品を工夫することで「単品でも満足感のある一皿」として設計したことが要因です。
注文数を追うブランドと、客単価を追うブランドを分けて展開することで、店舗全体の売上を多角的に伸ばすことができる。これも、複数ブランド展開のメリットの一つです。
セットメニュー・オプションで「もう一品」を後押しする
客単価を上げる最もシンプルな方法が、セット化とオプションの充実です。
- セット化:メイン料理にスープやドリンク、副菜などを組み合わせることで、単品よりも高い単価での注文を促せます。
- オプション追加:ご飯の大盛り、トッピングの追加、辛さのレベル調整など、ユーザーが「自分好みにしたい」と思えるカスタマイズを用意することで、選ぶ楽しさとともに単価も上がります。
いずれも、原価率の高いメイン商品単体では利益が出づらい場合でも、サイドメニューやオプションと組み合わせることで、1件あたりの収益性を高めることができます。
Uber Oneの「1,200円ライン」を意識した価格設計
Uber Eatsの有料会員サービス「Uber One」は、1,200円以上の注文で配達手数料が無料になります。そのため、ユーザーは自然と1,200円を意識して注文を組み立てる傾向があります。
たとえば、メイン料理が900円だったとしても、次のようにオプションを充実させることで、無理なく1,200円ラインへ誘導できます。
・メイン:唐揚げ定食 900円
・オプション:ご飯大盛り+150円、卵焼き+150円
・合計:1,200円(送料無料ラインに到達)
このように、トッピングやサラダ、ドリンク、デザートなどを有料・無料問わず積極的に用意しておくことで、客単価の底上げと同時に、ユーザーの選択肢が増えることによる満足度の向上にもつながります。
客単価を引き上げる工夫ができたら、次はその注文を「実際に押し出す」ための一手が必要です。次章では、Uber Eatsのプロモーション機能を使って注文率を高める具体策を解説します。
【注文率UP】売上アップに直結するプロモーション活用術
ここまで、表示回数・CTR・客単価と、それぞれを高めるための施策を見てきました。ここからは、店舗ページまで来てくれたユーザーに「今、このお店で注文しよう」と思ってもらうための後押し、つまり注文率(CVR)を高める施策について解説します。
ただし、これから紹介するプロモーションや広告は、注文率だけに効くわけではありません。それぞれの施策がどの軸に効くのかを整理しながら見ていきましょう。
リスティング広告は「表示回数」への投資
前章でも触れたリスティング広告は、厳密には表示回数を増やすための施策です。まだ店名を知らない新規ユーザーに露出を増やす目的で使うものであり、この章で紹介するプロモーションとは役割が異なります。
「まず知ってもらいたい」場面ではリスティング広告、「知ってもらった上で選んでもらいたい、注文につなげたい」場面では、これから紹介するプロモーションが向いています。
「1つ頼むと1つ無料」は注文率改善に最も効果的
Uber Eatsで利用できる代表的なプロモーションの一つが「1つ頼むと1つ無料」です。海外では「BUY 1 GET 1 FREE」として広く知られている手法で、「量が増えてお得」という印象を与えやすく、新規ユーザーの獲得や注文数の増加に非常に効果的です。
ドリンクやサイドメニューよりも、メイン商品で実施する方がインパクトは大きくなりますが、そのぶん割引額も大きくなるため、利益率の高い商品を選んだり、新規顧客限定に設定したりするなどの工夫がおすすめです。
メニュー商品の割引で、迷っているユーザーを後押しする
特定の商品やカテゴリーを対象に、20%〜75%の範囲で値引きできるプロモーションです。期間限定セールのように気軽に導入でき、人気商品の販売促進や新商品の認知拡大に役立ちます。
「1つ頼むと1つ無料」と同様に、主力商品や利益率の高い商品を対象にすることで、より高い効果が期待できます。
注文金額が上がるほどお得になる設定で、客単価とあわせて改善する
一定の購入金額を超えると定額の割引が受けられるプロモーションです。「あと1品追加しよう」と思わせる動機づけになり、注文率と客単価を同時に改善できる施策と言えます。割引の適用条件は、平均注文額よりやや高めに設定すると、より高い効果が期待できます。前章で解説したUber Oneの1,200円ラインとあわせて設計すると、相乗効果が生まれやすくなります。
広告×プロモーションの組み合わせで効果を最大化する
理想的な流れは、以下のようなステップです。
- リスティング広告によってユーザーが店舗を発見する(表示回数UP)
- 店舗ページで魅力的なメニューや特典に興味を持つ(CTR・注文率改善)
- プロモーションが後押しとなり、注文へとつながる(注文率改善)
このように、それぞれの施策がどの軸に効くのかを意識して組み合わせることで、単独で使うよりも高い効果が期待できます。まずは少額から始めて、Uber Eatsマネージャーでその効果を確認しながら調整していくことをおすすめします。
注文率を高める工夫ができたら、次はその注文を一度きりのものにせず、繰り返し利用してもらうための施策です。次章では、リピート率を高める運用術を解説します。
【リピート率UP】売上を安定させる運用術

これまで紹介した表示回数・CTR・客単価・注文率の改善は、いわば「新しい注文を生み出す」ための施策です。しかし、売上を安定的に伸ばし続けるためには、一度注文してくれたユーザーに「また頼みたい」と思ってもらうことが欠かせません。ここでは、リピート率を高めるための運用術を解説します。
レビューへの丁寧な返信は、リピートへの近道
Uber Eatsでのお客様からのレビューは、店舗にとって貴重な声であり、リピーター獲得のための重要な機会です。わざわざ時間を割いてレビューを書いてくれたユーザーに感謝の気持ちを伝えることで、今後のリピート注文につながる可能性は大いにあります。ネガティブな口コミであっても、返信を怠らないようにしましょう。丁寧な対応がなされれば、ネガティブな印象がポジティブに転換し、再度注文してもらえることも少なくありません。
すべてのレビューに手動で返信するのは手間がかかりますが、Uber Eatsには自動返信機能があり、評価(☆1〜5)やユーザーのタイプ(新規・リピーター)に応じて、あらかじめ用意したメッセージを自動送信することも可能です。返信の際に次回使える割引特典を添えることもできるため、これも合わせて活用すると効果的です。
なお、Uber Eatsのグリーンスタンダードには「受注率とキャンセル率」という評価項目もあります。これは表示回数(露出)に関わる基準ですが、レビューが集まりやすくなるという観点でも、注文をきちんと受けきる体制を整えておくことは間接的にリピート率にも良い影響を与えます。
サンクスカード・手書きメッセージで「温かみ」を届ける
Uber Eatsでは、料理の味だけでなく、店舗からの心遣いもユーザーの満足度を左右します。容器のフタや小さなカードに「ご注文ありがとうございます」といった一言を添えるだけで、ユーザーに「大切にされている」と感じてもらいやすくなります。
フードデリバリーは対面でのやり取りができない分、機械的な印象になりがちです。だからこそ、こうした手書きの一手間が、他店との差別化につながり、レビュー評価の向上にも結びつきやすくなります。
また、Uber Eatsでは配達商品に店舗オリジナルのチラシやカードを同封することも認められています。実店舗の情報やSNSアカウント、次回使えるクーポンなどを記載することで、Uber Eats以外のチャネルへの送客や、実店舗への来店促進にもつながります。
新規ユーザーへの特典が、再注文率を大きく左右する
初回注文のユーザーに、レビュー返信とあわせて次回使える割引クーポンを提供すると、再注文率が大きく向上します。「最初の数回の利用でその後のリピート有無が決まる」とも言われており、最初の対応を丁寧に行うことは、リピーターの獲得と安定した売上につながる重要なステップです。
Uber One会員へのアプローチも忘れずに
Uber Eatsのサブスクリプション「Uber One」に加盟しているユーザーは、配達手数料が無料になることもあり、そもそもリピーターになりやすい傾向があります。Uber Eats本部からUber One会員向けのキャンペーンが案内された際は、自店舗でも連動した施策を検討してみるとよいでしょう。
ここまで、表示回数・CTR・客単価・注文率・リピート率という5つの軸に沿って、Uber Eatsで売上を伸ばすための具体策を解説してきました。最後に、今このタイミングで出店を検討している方に向けて、2026年最新のキャンペーン情報をご紹介します。
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【2026年最新】お得に始めるなら今がチャンス
ここまで、Uber Eatsで売上を伸ばすための具体的な施策を解説してきました。最後に、これからUber Eatsを始める方、あるいは追加のブランドを立ち上げようと考えている方に向けて、2026年現在実施されているキャンペーン情報をご紹介します。
現在開催中のキャンペーン内容
Uber Eatsでは、新規加盟店を対象に以下のキャンペーンを実施しています。
- 手数料が3か月0% or 6か月15%:通常30%の手数料が、期間限定で大幅に優遇されます。
- タブレットレンタル代、22,500円→0円:受注に必要な公式タブレットを無料でレンタルできます(解約時は返却が必要です)。
- リスティング広告無料:10,000円分のリスティング広告費が無料になります(週上限5,000円)。
- 特別割引無料:注文2,000円以上に対して1,000円オフなどの特別割引が10,000円分提供されます。
- 写真撮影無料:通常13,000円かかる撮影代金が無料になります。
これらのキャンペーンには対象エリア・対象外エリアがあり、また予算の上限が決まっているため、予算を消化した時点で終了となる点には注意が必要です。ご自身の店舗が対象エリアかどうかは、事前に確認しておくことをおすすめします。
受注用タブレットは、スマートフォンでも代用可能
Uber Eatsの注文を受けるには、専用の受注システムを動かす端末が必要です。レジなどで使用しているタブレットとの併用は基本的にできない点には注意が必要です。他のアプリを開いている間はUber Eatsが「オフライン」になってしまい、注文が入らなくなるためです。オフラインの時間が長くなると、前章までで解説してきた「表示回数」の評価にも影響が及びます。
専用タブレットが手元にない場合でも、お手持ちのスマートフォンにアプリをインストールして受注専用端末として使うことも可能です。実際に弊社の直営店でも、厨房スペースが限られているため、大きなタブレットは置かず、以前使っていたスマートフォンをWi-Fiに接続して受注専用端末として活用しています。「タブレットは場所を取るから避けたい」という店舗様は、この方法も検討してみるとよいでしょう。
キャンペーンは「終了と再開」を繰り返してきた
Uber Eatsの手数料優遇やタブレット無料といったキャンペーンは、これまでも実施と終了を繰り返してきた経緯があります。過去のキャンペーンでは、対象エリアが主要都市を除く形に限定されていたり、予算消化次第で早期に終了したりするケースも見られました。今回のキャンペーンも同様に、いつまで続くかは確定していません。
出店を検討している場合は、現在のキャンペーンが自店舗の対象エリアに該当するかどうかを、早めに確認しておくことをおすすめします。
ここまで、Uber Eatsで売上を伸ばすための考え方と具体策を一通り解説してきました。次の章では、よくいただくご質問にお答えする形で、内容を補足していきます。
よくある質問(FAQ)
Q. Uber Eatsで飲食店の売上はどれくらい見込めますか?
A. 業態や立地によって異なりますが、当社直営店(8坪の居酒屋)では、月52万円、前年同月比274%という売上実績があります。本記事内で、その具体的な内訳や達成までの過程を公開しています。
Q. Uber Eatsの手数料30%でも利益は出ますか?
A. 適切な価格設定と商品選定を行えば、利益は十分に確保できます。本記事内で、実際の利益計算例(原価・手数料を差し引いた利益額)を公開していますので、あわせてご確認ください。
Q. Uber Eatsの売上を最も早く改善できる施策は何ですか?
A. 売上は「表示回数×CTR×CVR×客単価」の掛け算で決まりますが、その中でも店名・HERO写真・商品名・商品説明の見直し(CTR改善)は、比較的短期間で効果が出やすい施策です。
Q. Uber Eatsの売上はどうやって確認できますか?
A. Uber Eatsマネージャーの管理画面にログインすることで、日別・メニュー別の売上データをいつでも確認できます。
Q. Uber Eatsの売上を伸ばすには、広告とプロモーションどちらを使うべきですか?
A. 新規ユーザーへの認知拡大(表示回数UP)にはリスティング広告、注文への後押し(注文率UP)にはプロモーションが効果的です。両方を組み合わせることで、より高い成果が期待できます。
Q. Uber Eatsと出前館など、他のデリバリーサービスも併用すべきですか?
A. 販路を分散することで、売上の安定化につながるケースが多く見られます。まずはUber Eats単体で運用のノウハウを掴んだうえで、併用を検討するのがおすすめです。
まとめ:Uber Eatsで売上を伸ばす鍵

ここまで、Uber Eatsで売上を伸ばすための考え方と具体策を、直営店の実データとともに解説してきました。最後に、本記事の内容を振り返ります。
Uber Eatsにおける売上は、「表示回数×CTR×CVR×客単価」という4つの要素の掛け算で成り立っています。この4軸のいずれかを改善することが、そのまま売上増加につながります。
- 表示回数UP:店名の工夫、営業時間の最適化、調理時間の短縮、リスティング広告の活用
- CTR改善:市場調査・競合調査に基づく商品選定、HERO写真とショルダーネーム、メニュー数とカテゴリー分け、商品名・商品説明文の工夫
- 客単価UP:セットメニューやオプションの充実、Uber Oneの1,200円ラインを意識した価格設計
- 注文率UP:プロモーション機能の活用、広告との組み合わせ
- リピート率UP:レビュー返信、サンクスカードの同梱、新規ユーザーへの特典付与
そして、これらの施策がどれだけ売上につながるのかは、手数料30%を踏まえた利益構造を理解しているかどうかで、その捉え方が変わってきます。手数料を単なる負担と見るか、集客と売上拡大への投資と見るかで、価格設計や商品選定の判断も変わってくるはずです。
弊社の直営店「目黒日本酒ほろよい党」が月52万円、前年比274%という結果を出せたのも、特別な魔法ではなく、この4軸それぞれに対して一つひとつ手を打ってきた積み重ねの結果です。今回ご紹介した施策は、どの店舗様でも取り組める内容ばかりですので、まずは自店舗のページがどう見えているか、あるいはどの軸に伸ばす余地がありそうか、確認してみることをおすすめします。
自店舗だけで一つひとつ試していくのはもちろん可能ですが、「何から手をつければいいかわからない」「申請書類やメニュー作成まで手が回らない」という場合は、正規代理店に相談することで、導入から売上アップまでを一緒に進めることができます。
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