こんにちは!
福岡ディレクターSです。
今年の誕生日給付金、お食事させていたのは福岡の有名店、中央区清川にある「田中田 博多本店(たなかだ)」さん。
何で有名かというと「日本一高い居酒屋」とのことなのです。
「田中田は美味しいよ」とか「福岡行ったら田中田行きたい」とよく聞きしはするものの、きっと高級料亭か何かかと思っていたのですがどうやら「居酒屋」なのだと。
そして居酒屋なのですが、一人平均予算13000~18000円ほどというびっくりするような前情報をゲットしそれならば誕生日給付金を活用して美味しいと評判のお店でそのお味を堪能させていただこう、ということでして。
あと、「おりこうにしていないといけないから良いレストランにはいきたくない」という娘(小1)の強い希望もあり居酒屋なら良いだろうと、白羽の矢を立てさせていただきました。
来店時間はオープンと同時の17時。
席についてまず運ばれてきたお通し。
ちっちゃい里いもにたまごの黄身をそぼろにしたのがかかっています。
なんちゃないんです。
でもそのなんちゃない中にも、ねっとりした一口サイズの里芋、ちょっとカリカリした黄身の食感がすごく合って美味しい!
ところで、田中田さん、「メニュー表に金額が書いてないお店」
としても有名。
だいたいの予算は知らされていても正直、注文するのこわいです。
おそるおそる注文したのは、まずこの3点。
田中田サラダ
ごま鯖
とろカツ
全て美味しいです。
サラダは普通といえば普通です。
これもなんちゃないんです。
すごいアートな盛りつけをしてるわけでもないですし。
でも
揚げた蓮根、蒸したさつまいも、焼いたマイタケ、ゆで卵、甘いミニトマト、たたみ鰯や海苔などいろんなパーツがそれぞれちゃんと料理されて、ひとつのサラダとして合わさっているのに感動です。
1つ1つ噛みしめたい気持ちと、一緒に食べてお口の中でハモリたい気持ちで揺れます。
ゴマ鯖も、ぶりぶりです。
生の鯖を食すのは、福岡美食の醍醐味かと思いますが、このゴマ鯖様からは、「きっとご立派な鯖様だったのだろう」と生前の勇壮なお姿をも想起させられるような、貫禄のあるお味。
思わず「様」付けしてしまいます。
お店によって、薄造りか、厚切りかに分かれるゴマ鯖。
田中田さんは、食べ応えと食感を楽しむ、厚切りでした。
そしてトロカツ。
お刺身としていただいても極上であろう鮪のトロ。
恐れ多くもカツにしていただきました。
これについては、それまでのサラダ、ごま鯖様をめの前にじゃっかん渋っていた娘もしれっと2きれ(全4きれ)食べておりました。
値段が怖くなる美味しさです。
ここで、ちょっとお腹にたまるものを食べておこうということになり
チキン南蛮の注文。
言うてもキチン南蛮ですよ。
チキン南蛮という定義の中で、どれだけ美味しいって言ってもたかが知れてるんじゃないですか?
というちょっといじわるな気持ちもありつつ。。
でもね
これも常識超えてきましたー。
まずふわふわ。
からあげ、ないしてんぷらで、鶏むね肉をこれほどふわふわに調理することができるのだろうか、人類は。
タルタルもすっぱさ控えめで、優しい味でした。
ちょっとお腹にたまったので、お次は
子持ち鮎の塩焼き
フライドポテト
子持ち系は、私は苦手なんですが、夫が楽しんでくれてよかったです。
なるべくプリン体を摂取しないよう、鮎に関しては夫に譲りつつ。
そしてフライドポテト
とてもとてもとてもとてもとてもとても
お
い
し
い
!
じゃがいもはきたあかり。
こんなに美味しいフライドポテトははじめてたべました!
フライドポテトにまで絶対本気の田中田さん。
皆さんの評価が高いのにもうなずけます。
このあと、鮪の赤身と中トロ、山芋すりおろしの丼を注文したんですが興奮しすぎて写真撮り忘れました!
すみません。
これはですね、いうまでもなく
良い鮪、たっぷり。
山芋、ねばりすごい。
ごはん、ほかほか。
味、最高。
〆のつもりで丼を食べたのですが、なんとなく食べたりないので
黒豆にクリームと練乳あわせたもの
と
鯛わたというものを。
黒豆、美味しいです。
おそらく、クリームチーズと生クリームを合わせたものに黒豆煮、練乳をかけたと思われます。
バランス絶妙、なぜ今までこの組み合わせに気付かなかったと思うほどの好相性。
これ、2021年度S家おせち料理に絶対取り入れようと思います。
鯛わたは、はじめて食べました。
酒盗のような感じです。
日本酒飲みながらちびちびいきたかったのですが、子供が限界のようだったので、ぱくぱく食べて完食。
本年度の給付金ディナーも、これにて閉幕となりました。
ありがとうございました!
最後に、なぜ田中田さんが人気なのかちょっと考察。
確かに美味しいです。
でも美味しくても、高いですし。
この金額を払えば、美味しいお店はいくらでもあるんです。
で、気づいたのは、まず、つかず離れずの接客が小気味よい。(すぐ近くにサービススタッフさんが控えていて、よぶとすぐ来てくれるんですが、とくに何かをすすめてくるわけでもない)
注文してから料理が出てくるまでのスピードが恐ろしくはやい。(ファストフードよりファストかもしれない)
居酒屋というくくりと、高級路線のバランス感覚がすごくよい。
いくら出してもよいから、美味しいものをさくっと食べたい福岡に多いせっかち金持ち層のターゲットとはまっている。
トイレにはきみまろが流れていつつも、トイレットペーパーは花柄の透かしが入っているという心遣い。
細部にまでゆきとどいたブランディングがほどこされており、これは、他にいくなら田中田さんいくよな、という脱帽感がすごいのです。
本当に、美味しいものを食べさせていただいてお勉強までさせていただきました。
田中田さん、ごちそうさまでした!
田中田さんの公式ホームページはこちらです。
店 名:田中田 博多本店
電 話:092-522-1211
住 所:〒810-0005 福岡県福岡市中央区清川3-16-19 アーバントップ清川1F
営業時間:17:00 ~ 24:30
定休日:月曜日 + (不定休)
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