個人飲食店オーナーの皆様、
こんにちは。
hanjoy編集部のコラムニスト平山です。
最近ではベトナム人が居酒屋アルバイトで
引っ張りだこってご存知でしたか?
逆に少し前まで多かった中国人は
あまり見かけなくなってきました。
今日はちょっと最近の居酒屋
アルバイト事情について触れてみたいと
思います。
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目次
1.何故ベトナム人が人気なのか?
2.ベトナム人を多く採用している大手外食産業は?
3.国民性から派生するこんなメリットも!
4.まとめ
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1.何故ベトナム人が人気なのか?
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人材不足の声が多い飲食業界、
外国人留学生のアルバイトも最近は
当たり前のように見かけるようになりました。
最近は、外国人留学生事情も
少し変わってきているようです。
かつての主力だった中国人は
経済成長の背景により実家からの
仕送りが増え、居酒屋を避けるように
なりました。
“飲食店は大変”というイメージが
付いてしまったのかもしれませんね。
最近で多いのが、ベトナム人です。
「日本学生支援機構(東京・新宿)によると、
大学や日本語学校などに在籍するベトナム人は
16年5月末時点で5万3800人と3年前と比べて
4倍となった。国籍別では、韓国人を抜き、
首位の中国人(9万8483人)に次ぐ2位。」
<参考文献>
「救世主はベトナム人」、『日経MJ新聞』、
2017年8月23日発刊、第6112号、1貢。
ベトナム人が人気の理由は、
非常に真面目で素直な国民性にあるようです。
雇い手側からしても素晴らしい人材で
言葉の壁さえクリアできれば
申し分ない救世主なのでしょう。
ベトナム人は親日家でもありますしね。
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2.ベトナム人を多く採用している
大手外食産業は?
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大手チェーンである鳥貴族では
ベトナム人のアルバイトの比率が
約3割にものぼるそうです。
すごいですね!
かつて過半を占めた中国人アルバイトは
今や1%にすぎないそうです。
鳥貴族では、オーダーがタッチパネル式の
端末なので、日本語をそんなに使わなくても
良いので、働きやすいということで
ベトナム人も集まりやすいようです。
“テング酒場”で有名なテンアライドさん、
“居酒屋はなの舞”で有名なチムニーさんなども
ベトナム人の採用に力を入れてきています。
外食産業だけではなく、
コンビニやスーパーも採用を強めているようで
一部では取り合いになっているみたいです。
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3.国民性から派生するこんなメリットも!
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ベトナム人を採用するとついてくる
うれしいメリット。
それは「紹介」で人が集まってくることに
あると言います。
現地ではマスメディアが発達していないので
人づての情報が影響力が強く、
一人から120人紹介があったこともあるとか。
人材に頭を悩ませる企業が多い昨今に
これはうれしい相乗効果ですね。
企業としては、
ベトナム人が働きやすい環境や体制を
整えて、紹介したくなるように努力する
必要がありますね。
ベトナム人留学生は、仕送りだけに頼れる
環境の学生は少ないようで、
勉強しながら学費や生活費を稼いでいます。
空いた時間で効率よく稼ぐために、
居酒屋の高時給はニーズが合うようです。
人手不足に悩む外食産業と
効率よく稼ぎたいベトナム人留学生、
双方のニーズがうまくマッチしているんですね。
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4.まとめ
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昨今の居酒屋アルバイト事情、
いかがでしたか?
ベトナム人留学生に向けた
ベトナム語で作成されたマニュアルを
導入していったりと
環境が整うにつれて、これからもどんどん
増えていきそうですね。
何をかくそう弊社もベトナム支店があり、
ベトナムの方々と仕事することも多いのですが、
本当に勤勉で、真面目で頑張り屋の方が多い印象です。
今後ますます増えていくことが予想されますが
ベトナム人に日本のことが、飲食店のことが
好きになってもらえるように、
働きやすい環境や体制を整えていき、
良い関係でつながっていって欲しいなと思います。
お読みいただきありがとうございました。
それではまたお会いしましょう!
<参考文献>
「救世主はベトナム人」、『日経MJ新聞』、
2017年8月23日発刊、第6112号、1貢。