皆さまこんにちは。
HANJOY編集部のコラムニスト平山です。
先日9月21日(木)、
FOODIT TOKYO2017
へ行ってまいりました。
今日は基調講演であった
堀江貴文さんのレポートをまとめてみました。
ご興味ありましたら是非ご拝読ください。
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目次
▼ ①いってまいりました!
FOODIT TOKYO2017
▼ ②儲かりたいなら、海外へ!
▼ ③飲食店から人がいなくなる日
▼ ④その中で生き残っていく
究極の飲食店とは?!
▼ ⑤情報を食べさせろ
▼ ⑥本日のまとめ
▼ ⑦POMPETTE
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FOODIT TOKYOは、
予約台帳システムで有名な
トレタさん主催の講演会。
来場者は約1,000人。
飲食業界のリーダーたちとともに
外食の未来を考えるカンファレンスです。
基調講演には堀江 貴文 氏ことホリエモンの
登壇だったこともありチケットは完売、
当日券は販売なしでした。
全部で14個のタイムテーブルがあり
4つの部屋で同時進行で公演が行われているので
来場者は各自希望のものを選択する仕組みです。
私も当日は5つほど受講させていただきました。
ホリエモンは有名人なので
皆さんよくご存じかと思いますので
紹介は割愛させていただきますが、
365日外食を掲げているくらいの
美味しいもの大好きな食いしん坊将軍ですね。
ご自身の活動としては、
●グルメ通のキュレーションサイト
テリヤキ
http://teriyaki.me/
●和牛マフィア
日本の和牛を海外進出を応援する活動
http://www.wagyumafia.com/
あたりが有名ですね。
ホリエモンの話はとてもおもしろく
わかりやすかったです。
熱を込めてぐぐっと深く話すのですが、
都度『つまり何が言いたいかまとめると~』と
整理してくれるので “なるほど!”と感じながら
聞き入ることが出来ました。
誰でも参入しやすい外食産業だけど、
儲かる人は儲かっている、要はやり方次第、
うまく行っているやり方をパクれば良い!と
あの口調で気持ちよくバッサリと言い切っていました。
ご自分だったら海外にお店を出すそうです。
何故なら客単が高いから。
稼げるし、日本食は喜んでもらえるので
儲かりたいんだったら
まずは海外いったらと思うそうです。
先日シンガポールで、
熟成寿司あし乃さんへ行ったそうです。
http://www.mangosteen.com.sg/gourmet/bar/ashino/
お昼でも単価が6~7万円だそうです。
もとは西麻布の江戸前鮓 すし通 (すしつう) さんで
二番手の方が独立されたお店だそうです。
https://tabelog.com/tokyo/A1307/A130701/13061640/
修業していたお店ではお昼の客単5000~6000円。
同じではないにしろ、約10倍の単価。
これはすごいですね!
海外では珍しい日本食の中でも
ターゲットを完全に富裕層に絞り込み、
高級であることに意味を持たせ
振り切っているからこそ
うまくいっている例なのではないでしょうか。
ここにいくことが成功者のひとつの
ステイタスになることが伺えますよね。
これからの狙い目としては、
モンゴル・カンボジア・イスラエル。
ミサイルが飛んでくるのでは…など
危険なイメージが先行していますが
実は日本よりもずっと安全のようです。
イメージや感覚だけでものごとを判断して
井の中の蛙になってしまわないように
新しい何かに向かうときには、
固定概念に縛られることなく
柔軟な心で、実態に目を向けることを
大切にしていきたいですね。
IT業界ホリエモンらしいお話がでました。
皆さん、ディープランニングってご存知ですか?
人工知能(AI)を代表する技術のことです。
そう、黒川さんが得意分野のやつですね。
様々な分野で活用されてきています。
飲食店にもこれからどんどん導入されます。
例えば、厨房で調理をしたり、
オーダーを受けたり、データ解析から
お店の運営、スタッフに適切な指示までを
するようになる日が来ると言われています。
それは、そんなに遠くない未来です。
そうなってくると必然的に、
飲食店に人がいらなくなってしまいますよね。
どうなってしまうのか一抹の不安を覚えてしまいます。
AIの時代は来るけれど、
AIと人間が同じ土俵で戦うことは
ナンセンスな話ですよね。
AIに任せた方が良い部分
人ではないとダメな部分
ってきっとあると信じたいです。
そこを補い合うことで各パートの質が上がり
飲食業界はより良くなっていけるのでは
ないでしょうか。
ホリエモンが面白いお話をしてくださいました。
“飲食店の究極はスナック”
だそうです。
SHOWROOM株式会社の前田社長、
キングコングの西野氏も
飲食店の究極の形は何かを追及した先に
みんな結論がスナックに
辿り着いているそうです。
日本全国、どんな田舎町でも成立しているスナック。
大ヒットした映画「君の名は」でも
“おしゃれなカフェはないけど
スナックは2軒ある”
というセリフがありました。
ホリエモンは
“飲食店の本質はコミュニケーションにある”
と説きます。
スナックに行く人たちは、
●人間としてママが好き
●雰囲気が好き
●癒されにいく
来店目的が人と人との
コミュニケーションであれば
これはAIには出来ないことですね。
基本的にはスナックには
かわきものとお酒しかありませんが、
それでも日本全国成り立っているのは
飲食店の根源的な価値は
コミュニケーションだからだとのことでした。
だからこのことを念頭に置いて
コミュニケーションに力を注いでいくことが
これから大切になってくるのかもしれませんね。
ホリエモンはマンガがお好きなようです。
らーめん才遊記という好きなマンガのセリフで、
「ヤツらはラーメンを食っているんじゃない。
情報を食っているんだ。」
というセリフがあるようです。
つまり情報をコミュニケーションで伝える、
それが大事だということでした。
つまりうんちく(こだわり)に価値がある、
ということです。
例えば、
何気なく出てきたラーメン、
何にも知らずに食べるのと
“鹿児島産の希少な黒豚を、職人が片時も離れずに
ほろほろになるまで炊き上げたクリーミーで
風味豊かなスープと、手打ちの自家製麺を使った…
というのを聞いて食べるのでは
満足度が違うという話ですね。
ホリエモンの取り組みである
和牛マフィアの中でも、
お肉を磨く(捌く)パフォーマンスというのが
とても人気があるようです。
捌きながらここの部位は筋肉がない部位だから
とろけるように柔らかくて
まろやかな甘みと品があって
これだけしかとれない希少なものです、
ワインに合いますよ、
特別な記念日ディナーにピッタリですよ
という情報があれば
多少高くても買っちゃいそうですよね。
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まとめ
▼ ホリエモン曰く
海外出店は儲かる!
客単価も高く喜んでもらえる
▼ AIの時代がくるけど、
飲食店の価値は
コミュニケーションにある
▼ コミュニケーション能力の高い
飲食店が生き残る
▼ お客様が食べているものは、
情報ありきのお料理だから
こだわりはきちんと伝えよう
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いかがでしたでしょうか?
他の方の講演も聞いてきたので
またレポートをまとめてみたいと思います。
それでは!