皆さん、こんにちは!
突然ですが、皆さんは「飲んだ後の〆(シメ)」ってどうしていますか?
酔った身体に塩分が嬉しいラーメン、消化も良く胃にも優しいうどん、鍋物の後には雑炊なんてのもいいですよね!
北海道・札幌では、食事やお酒の後にパフェを食べる「シメパフェ」が定番になりつつあるそうな…
そんな中、九州エリア最大の歓楽街、福岡県は博多・中洲で絶品〆グルメが食べられるという情報を編集部がキャッチしました。
博多といえば、言わずと知れた豚骨の本場。
とりわけ有名店や屋台が軒を連ねる中洲は、県内随一のラーメン激戦区です。
はたして、どんな〆グルメが味わえるのでしょうか?
福岡市地下鉄空港線・箱崎線「中州川端駅」から5分ほど歩いたところに建つビル群。
その中の一つに飛び込んで階段を上がると、アンティーク調の木目細工が施された、とても小さなドアが。
芋焼酎臭い息を吐きながら身を屈め、やっとの思いで入り口を抜けると…
柔らかい雰囲気と木の温もり溢れる店内が広がっていました!
こちらは、季節感を大切にした創作イタリアンをカジュアルに楽しめる「Kitchen&Bar ants(キッチンアンドバー アンツ)」さんです!
優しい照明と手作りのPOP、そしてオリーブオイルとニンニクの芳ばしい香りが、翌朝5時まで出迎えてくれる素敵なイタリアンダイニングです!
お酒の種類も豊富で、一軒目に来ても二軒目に来ても楽しめる使い勝手の良さは、歓楽街で遊ぶ人なら知っておいて損はないお店ですね。
「すみません、ここに珍しい〆グルメがあると聞いたんですが…」
『はい、〆のパスタですね!白いボロネーゼでよろしいですか?』
〆のパスタ…どうやらイタリアンの本格パスタが、飲んだ後の〆で食べられるようですね、確かに新しい。
でも、
白いボロネーゼ?
促されるまま注文を済ませると、待つこともなく料理が運ばれてきました。
『お待たせしました!お好きなところでストップって言ってくださいね!』
(あれ、これからカードマジック?)
お店のスタッフさんは慣れた調子でそう言うと、
運んできたボロネーゼの上で、チーズを削り始めました。
(おお、テーブルで仕上げるパスタか!ボロネーゼの湯気に削りたてのチーズの香りがたまらない…)
(ただそれにしても…)
「いつまでチーズ削るんですか!?」
『へ、まだストップと言われなかったので…』
「え、あっ、す、ストップ!ストップです!」
いい塩梅で止まるだろうとタカをくくっていたら、チーズを削る手は一切止まらず…
ビビりながらのストップコール、いわば私は「チーズのチキンレース」に負けた格好になりました。
まるで雪化粧、「白いボロネーゼ」の名前に一切の偽りなし。
立ち込める湯気が、ミートソースとチーズの濃厚な香りを運んできます。
まだフォークを持ってすらいないのに美味しい。
でも、これだけチーズをかけちゃうと、せっかくの自家製ミートソースがチーズの味に負けちゃ
「美味っ」
これだけたくさんかけたチーズ、たしかに濃厚ですが、
それに全く引けを取らないコクの深いミートソース。
トマトの酸味、玉ねぎの甘さ、挽肉の旨み、そしてそこに加わるチーズの塩気。
ギリギリ、でも絶妙なバランスで押し寄せる味わいに、飲んで飲まれて飲んだ後の身体が歓喜!
風味の良い上品なパルミジャーノを厳選しているのはもちろん、それを受け止めるミートソースの完成度が素晴らしいですね!
『ウチにとってボロネーゼは肉料理!もちろんワインも合うんですよ!』
そんな悪魔のささやきに耳を傾け、シメたはずがついついグラスワインを追加オーダー。
ミートソースとパルミジャーノの余韻を、芳醇なミディアムボディでサッパリ。
〆グルメを堪能した後でも、ついつい長居してしまう…そんな魅力、いや魔力が「Kitchen&Bar ants」さんの白いボロネーゼにはありました。
とある中洲のビルの2階。
ほろ酔い気分の博多っ子を、今宵も「白いボロネーゼ」の誘惑が待っています。
店名
Kitchen&Bar ants(キッチンアンドバー アンツ)
HP
電話番号
092-263-6543
住所
〒810-0801 福岡県福岡市博多区中洲4-1-21 みとまビル2F
アクセス
福岡市地下鉄空港線・箱崎線「中州川端駅」より徒歩約5分。
営業時間
18:00~5:00(L.O.4:00)
定休日
日曜日/祝日
クレジット カード
可 (VISA,Mastercard,JCB,AMERICAN EXPRESS,Diners Club)