こんにちは
飲食店の販促大学byBuzzFood
スタッフのニシホリです。
飲食店の販促大学では、 飲食店で働く方が知っておきたい集客・販促・広告・マーケティングの豆知識をご紹介しています。
今回のテーマは
「2021/2022年、コロナ禍の飲食需要について」です!
少しずつ飲み会や外出に対する自粛ムードが緩和されている雰囲気がありますが、まだまだ全開というには程遠い現状。どのようにこの冬の売り上げアップをしていくのかアイデアを探している飲食店さんも多いのではないでしょうか?
そんな飲食店さんの集客・販促のヒントになるような情報をお届けいたします!
この記事はこんな飲食店さんにオススメ!
- 冬の集客のアイデアやヒントが欲しい!
- 忘年会や新年会に変わる集客チャンスを探している!
- そもそも、本当にみんな飲み会してないの!?
2021/2022冬の飲食業界ニーズ調査
2021年末から2022年前半にかけての飲食業界関連の需要を調べてみました。
使用したツールは「Google Trends」。Googleアカウントさえあれば、誰でも無料で使うことのできる「検索ボリューム調査ツール」です。
このツールを活用して、冬の飲食関連ニーズを過去5年と比較しながら予測していければと思います!
※データは過去5年の最高ボリュームを100とした場合の比較になりますので、記載の数値は検索ボリューム数ではありません。
①やっぱり忘年会・新年会は厳しそう????
忘年会は圧倒的な自粛傾向
過去5年の中で最も検索ボリュームの少なかった2020年の「忘年会」。
今年は自粛緩和のムードもあって2020年ほどではありませんが、伸び率は緩やかなように見えますね。
新年会も同様の下落傾向
忘年会同様の下落率2020年の「新年会」。
まだまだこれから検索数が上がる時期ではありますが、伸び率はかなり緩やかなように見えます。
もちろん宴会も同様に激減。
企業の忘年会や新年会等の検索の際に使われる傾向のある「宴会」は依然コロナピークの水準を維持している状況。
少し上昇の兆しが見えるため、今後の伸び率に期待したいですが、もともと「飲み会離れ」のムードがあったため、コロナをきっかけに「宴会廃止」を取り入れる企業も現れることが予想されます。
「飲み会」は思ったより減ってない???
少人数で飲みにいく際に使われる「飲み会」は「宴会」と比較すると下落率が少なく、ここ最近の上昇率も明るい兆しが見えてきているように思われます。
大人数の飲み会向けのお店は3~4名などの少人数飲み会向けのアプローチが大切になるかもしれません。
コロナ禍に激増したテイクアウトやデリバリーの今後は?
テイクアウトは少し落ち着いてきた?
コロナをきっかけに需要が爆発した「テイクアウト」。2020年春先のピークから落ち着いたものの、依然コロナ前と比較すると高い水準をキープしています。
今後の時短緩和と反比例して減少する可能性もありますが、完全なピークアウト宣言がされるまでは、しばらくは高い水準がキープされるのではないでしょうか?
デリバリーも依然高い需要
テイクアウト同様に2020年春先にピークを迎えた「デリバリー」。ここ数ヶ月で減少傾向が見られるものの高い水準をキープしています。
今後外食がしやすくなることで、落ち着いてくることが予想されますが、ウーバーイーツや出前館といったデリバリーサービスの利便性が一気に広がったため、コロナ前の水準以上の水準はキープされるのではないでしょうか?
お取り寄せは根強い需要
テイクアウトやデリバリー同様のタイミングで急上昇した「お取り寄せ」の需要ですが、テイクアウトとデリバリーが落ち込んだここ数ヶ月も大きな下落は見られません。
自宅の自粛する過程で、通販を活用してお家時間の楽しみ、楽しみ方が一気に浸透したことが原因とも考えられます。通販の利便性や自宅で食事を楽しむという価値に対する需要は引き続き継続されそうな予感ですね。
クリスマスやバレンタインデーは?
クリスマスはやっぱり強かった。
毎年、本場並みの盛り上がりを見せるクリスマスシーズン、自粛期間であってもクリスマスを楽しみたいというニーズは根強いどころろか、2020年は過去3年を超える検索ボリューム。
大人数での飲み会等ができない分、クリスマスくらいは恋人や家族と豪華に楽しみたいという需要があるのではないでしょうか。
後述しますが、クリスマスのホームパティーなどに人気のオードブルの需要もここ数年にない伸び率を見せていますので、「お家でクリスマスパーティー」という需要に向けたオードブルなどはチャンスがあると言えるのではないでしょうか。
驚異のバレンタインデー特需
2020年突然の急上昇を見せたバレンタインデー需要、忘年会や新年会、親族の集まりなどが自粛とされていた時期の消費欲求が爆発したのでしょうか。
自粛期間中の家スイーツブームも合わさって、家族や友人、恋人へのバレンタイデーチョコ以外にも、自分へのご褒美としての贅沢チョコレートも大人気。今年のバレンタインデーにもこの傾向が予想されるのではないでしょうか?
ホワイトデーの安定感たるや
バレンタインデーの急上昇と関係なく年々減少傾向にあるホワイトデー需要。
テレワークや在宅勤務が一般化することで、義務感でやっていた「同僚への義理チョコ離れ」に成功した人も多いのかもしれませんね。
しかし、急落しているわけではないため、家族や恋人へのプレゼントや食事に関しては依然需要が継続しているという見方もできるのではないでしょうか?
若者のデート離れ???
5年前をピークに減少傾向が続く「デート」需要。2020年に急落し、そこから復活するも緩やかな減少傾向となっています。
「今の若者はデートをしない、、、」なんて言ったらオジサン扱いされますが、グーグル大先生が言っているんだから事実なんでしょう。きっと
中食・内食需要は?
おうち時間でも自炊は下降気味
お家時間や自炊というコンテンツが大量に出回っていますが、ここ5年間で急激に増えたということではなく、むしろ減少傾向にあるようです。
これに関しては全く原因が予想できませんが、みんなが自炊しているわけではないということかもしれませんね。
異例の炊飯器需要
自炊するとなると、炊飯器の存在が欠かせません。
成熟市場と言われている炊飯器業界が、ここ数年で盛り上がっています。
在宅勤務することで通勤時間がなくなったため、炊飯器を炊いて自炊という昔ながらのライフスタイルに戻りつつあるのかもしれません。
また、現代のスタンダートになりつつある「お米は冷凍してレンチンするもの」という消費者の価値観に合わせた炊飯器の商品開発・マーケティングをパナソニックさんがおこなっています。
パナソニック公式サイト
https://panasonic.jp/suihan/products/unx1.html
週末にお米を炊いて冷凍保存、平日は煮込み料理用の調理器具として使うという現代人ならではの炊飯器に対する価値観をプロダクト開発やプロモーションに活かしている事例ですね。
急激に伸びたオードブル需要
お家時間が一般的になったことで、お家でも豪華なディナーを楽しみたいという需要が生まれました。
家族で楽しむクリスマスやハロウィン、年末年始の贅沢など、お店の本格的な料理を家族で楽しみたいというニーズがオードブルの検索数を急増させたと予想されます。
今年もオードブルの需要は期待できそうですね。
高級おせちブームは引き続き
忘年会、帰省、クリスマスと冬のイベントが次々に中止となってしまった2020年はおせちの需要が急上昇した年でもありました。
デパートで購入する数万円の高級おせちや飲食店が作る個性あふれるおせちを年始に楽しむ家族が多かったのではないでしょうか。
今後は帰省がしやすくなると予想がされますが、完全復活には少し時間がかかりそうなため、おせち料理は飲食店が引き続き力を入れていきたいジャンルなのかもしれませんね。
家族行事の需要は?
安定感抜群のお食い初め
コロナの影響を受けず、過去5年の変動がほとんどない「お食い初め」。
少子化の影響で子供一人当たりにかけるお金が上昇しているなかで、インスタ世代のパパママにとっての一大イベントになりつつありますね。
一生に一度のお子様のイベントなので、「せめてお食い初めだけでも」というパパママは多かったのではないでしょうか?
コロナ禍においては、「お家でお食い初めセット」などといったサービスも見るようになり、今後もお食い初めの需要は安定すると予想されます。
外に出る七五三は少し減少?
コロナ禍でも需要が減少しなかった七五三ですが、2021年は少し減少傾向。
これに付いては原因の予想が非常に難しいのですが、コロナ禍においてもお子様のイベントは安定した需要が見込めることになりますね。
店舗と外販の両立が成功の鍵!?
いかがでしたでしょうか?
今回は2021~2022年の冬の集客・販促のヒントになる「検索機ボリュームで見る飲食業界の需要」をご紹介しました。
あくまで検索数のボリュームですので、需要と完全一致というわけではありませんが、かなり参考にできるデータなのではないでしょうか?
今後もしばらくは自粛ムードが残ると予想されていきますが、上昇しているニーズはコロナ前と変わらないニーズがあるものもありますので、集客や販促のヒントにしていただければ幸いです。
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