飲食店の集客方法|WEB集客ツールの選び方と特徴をわかりやすく解説!

飲食店の集客ツールを選ぶ方法

こんにちは
飲食店の販促大学byBuzzFood
スタッフのニシホリです。

飲食店の販促大学では、 飲食店で働く方が知っておきたい集客・販促・広告・マーケティングの豆知識をご紹介しています。

今回のテーマは
「飲食店の集客ツール」についてです!

飲食店の集客ツールってたくさんあって、何が良いのかわかりにくいですよね?

「闇雲にやってみても販促費がバカにならないし…」
「企業の営業マンは自社商品の良いところしか言わないし…」

今回はそんな飲食店さんの集客ツール選びの参考になる内容となっております!

目次

そもそも集客とは?

飲食店の「集客」とはお店への来店を促すための仕組みや広告コミュニケーションなどをいいます。

どれだけ素晴らしいサービスやメニューがあったとしても、お客様が知ることができなければ来店や売上には繋がりません。

逆に、素晴らしいサービスや料理があるお店こそ、それを知って体験してもらうことさえできれば、売上・利益が上げ続けられるお店になることができます。

SNSやホームページ、グルメサイトなど。飲食店の集客ツールは多種多様に存在します。

そのため、どのツールが良いのかわからかったり、お店にあったツールを選べず販促費を無駄にしてしまったという経験のある飲食店さんも多いのではないでしょうか?

集客ツールは、お店の課題やターゲットに合わせた選択が大切です。

この記事が集客ツールの選び方の参考になれば幸いです。

ツール選びの前にターゲット設定が大切

ツールを選ぶ際には、お店が獲得したいターゲットを定めることがとても大切です。

50代の男性を獲得したいのに、若者向けのティックトックを活用したり、若い学生を獲得したいのにフェイスブックを活用してしまうと、努力に効果が見合わないということがあります。

まずはお店のターゲットを明確にしていきましょう。

ターゲット設定の一例

  • 性別:ex.男性
  • 年齢:ex.30代前半
  • 職業:ex.サラリーマン
  • シーン:ex.仕事帰りに同世代の同僚と

上記だけではありませんが、最低でも上記を定め、お店に来て欲しい人物を明確にイメージできるようにすることで、ターゲットに合った集客ツールをイメージすることができます。

カスタマージャーニーを理解して集客することが大切

集客ツールとひとことで言っても、それぞれ役割や得意分野が違うことをご存知でしょうか?

それを判断するためには「カスタマージャーニー」と「ツールの役割・特徴」を理解することが大切です。

カスタマージャーニーとは?

お客様となる消費者がお店に来店してからリピーターになるまでのステップを表したものを「カスタマージャーニー」といいます。

  1. 認知(お店の存在を知る)
  2. 理解(お店のことを深く知る)
  3. 比較検討(他と比べて選択する)
  4. 購入(お店で注文する)
  5. 拡散(SNSや口コミサイト等でシェアする)
  6. リピート(お店に再来店)

このように、飲食店の購買ステップは分解していくことができ、課題は常にどこかにあるため、その課題ステップの解決に向いている集客ツールを重点的に活用することが課題解決につながっていきます。

集客ツールの3分類

  1. 認知ツール(認知)
  2. 理解ツール(理解・比較検討・購入・拡散)
  3. リピートツール(リピート)

このように集客ツールは3つに区分することができますので、どの分野が今のお店に必要なのかを正しく理解することが大切です。

①認知ツール

認知ツールは「とにかく存在を知ってもらうこと」を得意としたツールです。理解ツールほどの深い理解や購買率はありませんが、多くの方にリーチすることを得意とするため、理解ツールと組み合わせて来店に誘導することが理想的です。

1.SNS

飲食店のみならず、様々な業界の集客に欠かせないツールとなっているSNS。

すでに活用しているという飲食店さんも多いのではないでしょうか?

以下のSNSは飲食店が活用できる代表例です。

【代表的なSNS】
・インスタグラム
・ツイッター
・フェイスブック
・LINE
・ティックトック
・YouTube

SNSが得意なこと
・プッシュ型のアプローチが可能
・無料で高頻度な配信が可能(単純接触効果)
・関連度の高いユーザーへのカジュアルな認知
・お店の最新情報が発信できる
・ビジュアルベースの情報発信

SNSの苦手なこと
・コンセプトなどの深い情報
・過去の記事を見てもらうこと
・情報の蓄積

気軽に発信することができ、さらに顧客とのコミュニケーションツールとしても幅広く活用できる飲食店の必須アイテムですね。

インスタの活用方法の記事もあるのでよかったらチェックしてみてください。

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2.Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)

「名古屋駅 居酒屋」などと検索した際に、地図上に周辺エリアの飲食店が表示されるアレ。

少し前は「Googleマイビジネス 」と言いましたが、最近「Googleビジネスプロフィール」に名称が変更されました。

実はコレも飲食店さんが活用したい無料ツールです。

Googleビジネスプロフィールが得意なこと
・指定エリアの距離ベースでの正確なお店の認知
・地図検索による「今から来店」に強い
・グーグル検索による「キーワード検索」にも対応
・口コミによる第三者の評価を見て選べる

Googleビジネスプロフィールが苦手なこと
・基本情報以外の情報網羅
・コンテンツの発信力
・情報の蓄積

Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)の活用方法については、以下の記事で詳しく解説していますので、よかったらチェックしてみてください。

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3.リアル看板

街を歩いていて見かける街頭看板、看板が気になってお店に入ってみたり、WEBサイトを検索した経験も多いのではないでしょうか?

WEBの時代と言われていますが、街頭看板にはWEBではできない強みもありますので、その利点をしっかり理解して活用することが大切です。

リアル看板が得意なこと
・通勤などの生活ルートに単純接触効果を与えられる
 (何度も目にすることで認知、好感度が上がる)
・エリアのターゲットに認知させることができる
 (大学付近なら大学生、オフィス街ならサラリーマン)

リアル看板が苦手なこと
・移動中など一瞬しか見られないケースが多い
・深い情報が与えにくい
・効果測定がしにくい

4.チラシやDMなどの紙媒体

ポスティングなどに使われるチラシやDMなどは、新型コロナ禍の巣篭もり時に効果を発揮している販促ツールとも言われています。

在宅ワークや休日の余暇など、家で過ごす時間が多くなったことで、そういった時間をより有意義に、より贅沢に過ごしたいという需要があり、テイクアウトやデリバリーのチラシの閲覧率が上昇しています。

紙媒体が得意なこと
・デジタル広告に見慣れた人にとっての真新しさ
・手に取ることで保有効果を与える
 (自分のものの価値を高めたくなる効果)

紙媒体が苦手なこと
・修正の都度印刷コストが発生する
・開封率があまり高くない
・ターゲティング配信に不向き

②理解ツール

お店のことについて「深く知り、比較検討、購買アクション」を促すのが得意なツールです。お店選びや比較検討、来店に必要な情報が網羅されており、予約などのアクションにつなげます。

認知ツールほどのリーチを獲得するのは簡単ではありませんが、認知ツールで興味をもったユーザーの背中を押してあげられるような情報提供の役に立ちます。

SNSでのフォロワーが増えてきたという飲食店さんは、理解ツールを活用すると来店率アップに期待ができます。

1.グルメサイト

食べログやぐるなびといった飲食店に特化したグルメサイト。飲食店を探すときはこのサイトを使うといったユーザーを囲っているというのが特徴で、全店舗同じレイアウトにすることで店舗ごとの比較や情報の探しやすさがあることが特徴です。

グルメサイトが得意なこと
・グルメサイト自体の検索対策の強さ
・全店舗決まったところに情報がある見やすさと網羅性

グルメサイトが苦手なこと
・グルメサイト内での検索競合が多い
・お店の独自性が表現しにくい

2.グルメメディア

ポータルサイトや個人ブログ、WEBメディアなどのお店からの発信ではない情報を手に入れることができるサイトです。

グルメメディアが得意なこと
・第三者からのリアルな情報を発信できる
・インフルエンサーから紹介されれば大きな効果が生まれる

グルメメディアが苦手なこと
・お店の発信したい内容と一致しない可能性がある
・魅力的ではない写真が掲載されることも

3.WEBサイト(ホームページ)

お店のオウンドメディアとして、自由度の高いことが特徴的なWEBサイト(ホームページ)。お店の課題やコンセプトに合わせた戦略やキャッチコピー、デザインなどによってお店の求める集客を実現することも可能です。

WEBサイトが得意なこと
・お店が発信したい情報を届けられる
・お店について深い情報が届けられる
・お店の独自性を表現しやすい

WEBサイトが苦手なこと
・検索上位対策が簡単ではない
・大きな更新は費用がかなりかかる

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③リピーターツール

一度来店したお客様に対してアプローチすることのできるツールをご紹介します。

「美味しければまた来てくれる」と思われがちですが、「2度目以降の来店をしない理由」には「忘れていた」「きっかけがない」という理由が多く上がります。

1度来店したお客様が再来店する確率は40%、2度来店したお客様がもう一度来る確率は80%とも言われていますので、2度目の来店をいかに促していけるかが「リピート集客」の重要な部分といえます。

リピーターができない理由は?

1.公式LINE

普段メッセージのやりとりに使うメッセージアプリ「LINE」。そのトークルームに直接メッセージを届けることができるツールです。友達登録をすることが必須になりますが、メールを使わなくなったこのご時世にプッシュ型で情報を届けられるツールとして活用されています。

公式LINEが得意なこと
・既来客へプッシュ型でアプローチできる
・幅広い世代の開封率を期待できる
・顧客のデータが取得できる
・クーポンなどのきっかけを作れる

公式LINEが苦手なこと
・新規の獲得には不向き
・登録のハードルが高い

公式LINEはこちら
https://www.linebiz.com/jp/service/line-official-account/

2.SNS

認知ツールとして使われるSNSは、来店後のコミュニケーションを促すことでリピートツールとしても活用することができます。LINEの友達登録よりもハードルが高くないフォローをしてもらうことで、お店からの情報配信を受け取れる環境、ユーザーに思い出してもらえる環境を作っていきましょう。

SNSが得意なこと
・フォローという気軽な登録
・お店を探してないときにもアプローチできる
・コミュニケーションツールになる

SNSが苦手なこと
・新規顧客と既存客の分別がつかない
・既存客だけのデータを取得できない
・クーポンの発行はできない

SNSは3つの役割を正しく活用することで幅広い活躍ができるツールです。

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新規獲得コストはリピーターの5倍!

一般的に「新規顧客の獲得コストはリピーター獲得コストの5倍かかる」と言われています。

つまり、同じ集客数であったとしても、リピーターをメインに集客することができれば、その分だけ集客コストを大幅にカットすることができます。

そのため、飲食店に必要とされるのは、「リピーターにつながる集客」をすることとも言えるのではないでしょうか。

リピーター獲得のためには、カスタマージャーニーを見直して、リピーターを作るために今のお店にテコ入れが必要なポイントがどこなのかを見極め、それに効果が見込めるツールにリソースを集中させていくことが大切です。

お店の課題に合わせて最適な集客ツールを選ぼう!

いかがでしたでしょうか?

今回は「飲食店の集客ツール」のお話でした。

集客ツールをご検討中の飲食店さんの参考になれば幸いです。

飲食店の販促大学を運営する「株式会社フードコネクション」では、飲食店さんの集客・販促に関するお手伝いをしています。「ちょっと相談だけでも」という方も大歓迎ですので、気軽にご相談ください。

株式会社フードコネクション
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それではまた14:30に!

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この記事を書いた人

ニシホリ ニシホリ 名古屋の飲食WEBディレクター

飲食店専門WEBプロモーションの株式会社フードコネクションのディレクター。町の居酒屋さんからミシュラン星付きの名店まで、300を超える飲食店のWEB制作を経験。そのノウハウを活かし調理師専門学校の外部講師も務める。プライベートでは名古屋の美味しいお店を紹介するグルメブロガー。美味しいお酒を探して今日もフラフラと。

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