こんにちは。 飲食店の販促大学byBuzzFood スタッフのニシホリです。
飲食店の販促大学では、 飲食店で働く方が知っておきたい販促・広告・マーケティングに関しての豆知識をご紹介しています。
本日のテーマは 飲食店さんが知っておきたい「SDGs(エスディージーズ)」 SDGsとは? 申請が必要? 申請方法は?
近年、世界的に活動の輪が広がっているSDGs。 最近では新聞やテレビの中でよく聞くようになりましたが、「名前は聞いたことあるけど、どういう活動かよく分からない」「お店活動をPRしたいんだけどどうやったらいいのかわからない」。そんなあなたに、SDGsの内容や活動方法の一例を解説します!
この記事はこんな飲食店さんにおすすめ
・時代のトレンドをしっかり理解して経営に活かしたい!
・お店のフードロス問題を解決したい!
・社会に貢献できる飲食店でありたい!
・ロゴとかアイコンってどうやって使えばいいの?
そもそもSDGsとは?
「SDGs」とは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称。 簡単に言うと 「未来の地球環境や社会にとって良いアクションを国際社会みんなでやっていきましょう」 という目標のことです。 具体的には、2015年9月に国連サミットで決められた、下記17個の目標を指します。
「国際社会が抱える、社会、経済、環境などのさまざまな問題をクリアすることで、すべての人々が豊かな暮らしを送れる社会を目指す」という目標が軸となっています。 その内容は、貧困、飢餓、福祉、教育、ジェンダー、経済成長、環境問題など実に様々。 2030年までに「SDGs」を達成するため、世界中の政府や企業、または個人単位でもこの目標に沿ったアクションが広がっており、飲食業界内でも、食料問題・廃棄問題を中心に様々な取り組みを行っている飲食店さんもいらっしゃいます。
活動に参加する方法は?
こんな風に説明すると「なんだか難しそう…」と思うかもしれませんが、実はとても身近なところから始められます。
例えばこんなことでもSDGs
・神パッケージの商品を購入する
・プラスティックストローやカップの利用を避ける
・認証マーク入りの商品を購入する
・フェアトレード商品を購入する
・植物由来の商品を買う など
このように日々の何気ない行動の中から支援することが可能なんです。
飲食店が取り組めるSDGs活動は何?
日本でもSDGsへの動きが活発になったのは、つい最近のこと。
世界的には「環境によい商品を購入する」ということ自体が顧客満足につながると言われています。
実際日本でも、若い世代を中心に環境への取り組みへの関心は高まり、様々なSGDs活動が行われています。
では飲食店の場合、どのようなSDGs活動が可能なのでしょうか?
飲食店でも取り組みやすいSDGsは多く、経営改善につながるものもあるので、お店の利益・売上・社員満足につなげるチャンスがあります。
飲食店でできるSDGsの一例
・食品ロスの削減(予約販売・売切次第閉店など)
・プラスティックごみの削減(紙ストローやカップ、マイカップなど)
・トレーサビリティが明確な食材を使う
・サステナブル・シーフードを活用する
・社員の雇用(雇用の創出)
ロゴやアイコンの許可が必要?許可の申請方法は?
飲食店がSDGsに参加することで、その活動を証明するロゴやアイコンを取得・使用することができますので、クリーンなお店、社会に貢献しているお店としてアピールすることができます。
そうすることで、そのお店を使うユーザーもまた「SDGsに貢献している」という満足感につながります。
では、ロゴやアイコンを使用する際に申請は必要なのかを解説していきます!
ロゴやアイコンの使用許可は必要?
ロゴおよびアイコンの使用に関しての許諾申請や問い合わせは、国連本部(ニューヨーク)が一括して対応しており、こちらに申請する必要があります。
国際的な認証マークですので、勝手に画像をコピーして商用使用するなどは絶対にやめましょう。
ただし、以下の条件を満たせば申請なしでも使用することができます。
申請が必要な場合と不要な場合
「資金調達目的」(SDGsを支援する活動の費用を賄うためにロゴを使用する)や「商業目的」(営利目的で製品や販促用商品にロゴを使用する、参加費を徴収するイベントのチラシなどに使用する)場合は、国連への事前申請が必須となります。
しかし、店舗での取り組みを紹介する目的でロゴを使う場合は、申請は不要です。
つまり、「当店ではこのようなSDGs活動を行なっております」と活動を紹介するだけの場合は、申請不要でロゴとアイコンを使用することができます。ただし、オリジナルカップなどの営利製品への使用や販促用商品、有料イベントのチラシへの使用を行う場合などは申請が必要です。
ちなみに許可の申請方法は?
許可を申請する際には、以下の申請方法が必要です。
①件名を全て大文字で「SDGS LOGO/ICON REQUEST」としたメッセージ(E-mail)をsdgprermissions@un.orgまで提出する。※申請のためのメールは、件名・本文ともにすべて英語で提出する必要があります。
②アイコンやロゴをどのようにしようする予定なのかを具体的に示すサンプル、または試作品に希望する用途の簡潔な記述を添える。
詳しくは以下のサイトをご確認ください。
国際連合広報センター公式サイト
https://www.unic.or.jp/activities/economic_social_development/sustainable_development/2030agenda/sdgs_logo/
ロゴやアイコン使用の注意点とは?
ロゴやアイコンアイコンを使用する際にはいくつかの注意点がありますので、事前に理解した上で使用していきましょう。
①ロゴ・アイコンの掲載にルールはあるの?
個別でアイコンを使用する際には、余白の空け方を統一すること、一列または左寄せで使用することが必要です。
アイコンやロゴのデザインに手を加えることは禁止されていますので、公式からダウンロードしたものをそのまま添付するようにしましょう。
②禁止されている使用方法は?
SDGsロゴ/ホイール/アイコンは、特定の製品、サービスまたは活動に対する国連の支持を示唆する形で使用してはなりません(例えば、製品やサービスの販売促進または広告の文脈での使用など)。また、自己宣伝や個人的な財務利益の獲得を目的とする形でも使用してはいけません。
③ホイールと組み合わせて、新しいデザインを作ることはできる?
デザインを加工することはできません。国連以外の主体は、SDGsホイール、またはその要素を別のロゴ・デザインに統合したり、当該主体のロゴまたはブランディング要素の一部として用いたりすることができません。
【まとめ】SDGsのロゴ・アイコン使用について
飲食店のSDGsのポイント
・活動を紹介する目的なら申請不要でロゴ・アイコンが使える
・デザインを加工したり流用することは不可
・使用する際にはガイドラインを必ず確認する
【SDGsのポスター・ロゴ・アイコンおよびガイドライン】
https://www.unic.or.jp/activities/economic_social_development/sustainable_development/2030agenda/sdgs_logo/
いかがでしたでしょうか?
今回は「飲食店が知っておきたいSDGsの話」をご紹介いたしました。
お店のイメージアップだけでなく、利用者の社会貢献したという満足感、スタッフさんの資源やコストに対する意識の向上など、お店にとってプラスも大きい取り組みですので、積極的に取り組んでいきたいですね。
ちなみに「飲食店が知っておきたい広告表現の注意事項」という過去記事もありますので、よかったらチェックしてみてください。
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