こんにちは
飲食店の販促大学 by BuzzFood
スタッフのニシホリです。
飲食店の販促大学では、 飲食店で働く方が知っておきたい集客・販促・広告・マーケティングの豆知識をご紹介しています。
今回のテーマは
SNSで話題のお店になるためのマーケティング知識「イノベーター理論」です!
この記事はこんな飲食店におすすめ
・インスタを活用して集客をしたい!
・みんなが行きたい流行りのお店になりたい!
・新メニューをSNSで話題にしたい!
「流行るお店と流行らないお店の違いってなんだろう?」
「お店や新メニューが話題になるにはどうしたらいいんだろう?」
そんなことを考えたことはありませんか?
今回は「流行るお店」と「流行らないお店」の違いを、消費者の購買タイプの理論である「イノベーター理論」をもとに、わかりやすく解説していきたいと思います。
それではいってみましょう!
イノベーター理論とは何?
イノベーター理論はモノを買う時のタイプで分けること
物を買うときに「流行りモノに飛びつく人」と「流行っていても興味を持たない人」っていますよね。
あなたはどっちのタイプですか?
このように、人によってモノを買うときの採用のタイミングは人によってことなります。
この採用タイプの違いを「イノベーター理論」と言います。
上の図のように、購買タイプは5つにカテゴライズすることができます。
一般的にどのような商品やサービスであってもその構成比は変わらず、16%の初期市場から84%あるメインストリームへ浸透させられるかが市場シェアをゲットする上で重要と言われています。
何に役立つの?
イノベーター理論は、商品やサービスを市場に浸透させていくときに活用されます。
例えば、WEBサイト、SNS、チラシやポップといった販促や開業計画、新メニューの開発のヒントにもなったりします。
その商品やサービスが現在どの段階にあるのかを把握して、どのタイプの客層に浸透させていくのか、その客層はどのようなポイントを大切にして、どうアプローチするのが効果的なのかを考えていきます。
性別や年代を定めて、どのような人にアプローチするのかを決めるターゲティングを更に深掘りしていくことで、どのような強みをPRするのか、どのようなビジュアル・キャッチコピーにしていいくのかの判断材料にすることができます。
あなたはどの購買タイプ?
では、それぞれの購買タイプがどんな人なのかをわかりやすく解説していきます。
「自分はどのタイプだろう?」と占いの感覚で楽しんでいただければ幸いです。
①イノベーター(革新的採用者)
「誰も知らないもの」に価値を感じてモノを買うタイプのあなたはコチラ!
俗にいいう「新しい物好きな人」ですね。
全体の2.5%がイノベータータイプにあたると言われています。
だれも経験したことのないモノに価値だと感じ、価値観に合うものであれば誰よりも早く購入。商品やサービスの欠点に対しては多少の覚悟を持って購入してくれるタイプにあたります。
クラウドファンディングのプロダクト支援をするタイプの人はこのタイプの人が多いのではないでしょうか?
初モノのマーケティングの際には、この層の開拓が重要になります。
②アーリーアダプター(初期採用者)
商品の機能やスペックに魅力を感じれば、初期段階で採用するタイプのあなたはアーリーアダプタータイプ!
全体の13%がアーリーアダプタータイプにあたると言われています。
「いい商品を人より早く手に入れたい」「流行を先取りしたい」という欲求の強いタイプで、各ジャンルのインフルエンサーはこのタイプの人が多い傾向にあります。
イノベータータイプに比べ、「この商品がこれから流行るものなのか」「人より早く体験して流行を作りたい」という流行や商品価値などを意識した採用をおこなう傾向にあります。
また、情報発信の意欲があり、後述するアーリイーマジョリティ層への影響力も高いタイプが多いため、SNS時代において流行を作れるかどうかの鍵になる層とも言われています。
試食会やレセプションイベントに招待したり、商品を無料提供することで、SNSで発信してもらうというインフルエンサーマーケティングに重要とされる層がこちらにあたります。
③アーリーマジョリティ(初期多数派)
「流行のものはいち早くチェックしておきたい!」というタイプのあなたはアーリーマジョリティタイプ!
全体の34%がアーリーマジョリティにあたると言われています。
流行に敏感で、SNSや雑誌などで積極的に情報収集したり、流行りの商品やサービスを身近な友人(レイトマジョリティ)に紹介したいという欲求の強い層です。
まさに流行に敏感でアンテナ感度が高い層ですので、そのジャンルのトレンドを発信するメディアなどに広告掲載することで広めていくことができます。
また、情報感度が高いため、アーリーアダプター(インフルエンサーなど)のレビューなどもしっかりとチェックして、自分にとって本当に必要なのかを見極めている傾向にあります。
流行に敏感なため、飽きるのも早いタイプですので、この層が飽きてしまう前にレイトマジョリティやラガードタイプの人に浸透させていくことが重要です。
④レイトマジョリティ(後期多数派)
「流行っているなら使ってみるか」というタイプのあなたはレイトマジョリティタイプ!
全体の34%がレイトマジョリティタイプにあたると言われています。
トレンドに敏感な身近な人の使用感や感想を聞いて、間違いないと確信してから流行にのる層がこちらのタイプになります。
流行を否定することはしませんが、「みんな使うなら大丈夫」となるまではなかなか手を出さないのが特徴です。
失敗しない買い物がしたいという欲求が強いため、お店からの案内も「みなさんこれを選ばれます」というバンドワゴン効果を活用した促しに弱いタイプです。
⑤ラガード(遅滞採用者)
「流行にはのらないぜ!」と購入者の中でも最もの重いあなたはラガードタイプ!
全体の16%がラガードタイプにあたると言われています。
最も保守的で「流行っているから」という理由ではなかなか導入しないのが特徴です。
商品やサービスが一般化して、採用の必要性が出てきて初めて導入を検討していきます。
逆に、簡単に浮気することも少ない層なので、一度導入してもらえれば長期に渡って顧客になってくれる可能性が高いため、ロングセラーにしていくためには、この層の獲得が外せません。
流行りになるなら「キャズム」を越えろ!
イノベーター理論の5つの購買タイプをご紹介しました。
次に紹介するのは「キャズム理論」です。
商品を市場に浸透させていくためにはこのキャズムの攻略が鍵になっていきますので、しっかりと理解していきましょう。
キャズム理論とは?
キャズムとは、流行を作り出す「アーリーアダプター」から流行に敏感な「アーリーマジョリティ」の間にある壁のことです。
16%の初期市場から84%のメインストリームに浸透させていくことが市場攻略において最も重要ですが、それがもっとも難しく、ここをいかに攻略していくかがマーケティング戦略において大切なポイントになります。
ポイントはアーリーアダプターの攻略!
新しいモノ好きの「イノベーター」と「アーリーアダプター」は、新しい商品に興味を持ってお試ししてくれやすい層ではありますが、その分野の目が肥えているだけに商品に対しての評価もシビアです。
影響力のある「アーリーアダプター」が情報やトレンドに敏感な「アーリーマジョリティ」にオススメしたくなるような商品の品質や発信のサポートなどをしていく必要があります。
例えば、商品開発にアーリーアダプターを加えて共同開発していったり、試作品の体験会や試食会などに招待することで「自分もこの商品の開発に関わっている」と感じてもらうことも一つの方法です。
最近流行りの「インフルエンサーマーケティング」も、アーリーアダプターであるインフルエンサーから流行に敏感なアーリーマジョリティへの浸透方法の一つになります。
消費者の属性を理解して最適な集客をしていこう!
いかがでしたしょうか?
今回は「飲食店が知っておきたいイノベーター理論」についてご紹介しました。
これから市場開拓していきたいという際に、現在どのステップにあって、どの市場の開拓が重要なのかをイメージすることが販促・集客のヒントになるのではないでしょうか?
どのタイプに向けたPRか決まれば、それにあった販促に広告費を集中させることができますので、よかったら活用してみてください。
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それではまた14:30に!
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