こんにちは
飲食店の販促大学buBuzzFood
スタッフのニシホリです。
今回のテーマは
「飲食店のターゲット設定の考え方」
お店の商品開発や運営、広告などの販促・集客をしていく際に、「お店のターゲットは?」とよく聞かれることがありますよね。今回はそのターゲット(客層)設定の方法をご紹介します!
よく聞かれるんだけど、
そもそもターゲットを設定する必要があるの?
なんでターゲットを設定するの?
どうやって設定したらいいの?
本日はそんな飲食店さんにとって集客の参考になる記事です。
この記事はこんな飲食店さんにオススメ
・広告をより効果のあるものにしたい!
・サービスや商品企画のヒントが欲しい!
・SNSをもっとユーザーに刺さるものにしたい!
それでは早速いってみましょう!
ターゲット設定とは?必要性はあるの?
ターゲット設定(ターゲティング)とは、集客する客層を設定していくことをいいます。
なぜこのターゲティングが必要なのでしょうか?
答えは、サービスを求めている人により確実に届け、より確実に満足してもらしてもらうためです。
50代のサラリーマンと20代の女性が好きなもの、求めるものは違いますよね?
これと同様にユーザーの客層によって求めているものは異なりますので、しっかりと「誰にとって100点満点のお店でありたいのか」をしっかりと定めていく必要があります。
こうすることで、制作した広告や商品・サービスが、よりターゲットの心に刺さるものになり、来店に繋がったり口コミやSNSでより拡散されることに繋がります。
情報過多・飲食店過多の時代、八方美人の無難な広告やサービスではユーザーは感動しません。
1%の人が100点満点だと感動するようなお店作りが必要、そのためにはどんな客層を満足させたいのかというメインターゲット設定がとても大切になります。
それでは具体例をあげながら、ターゲット設定をやっていきましょう。
飲食店のターゲットの考え方
ターゲット①性別
まず、最初に男女どちらをターゲットにしていくのか考えていきましょう。
決して男女差別をするものではなく、あくまで統計的な考え方の元になります。
男性に好かれやすい商品、女性に好かれやすいデザインなど、男女どちらをメインターゲットにしていくかによって商品開発、広告で使うキャッチフレーズやデザインは変わってきます。
一般的に男性は機能性、女性は感覚的な魅力を重視する傾向にありますし、デザイン面では黒や青は男性向けサービス、カラフルな配色は女性向けサービスに引きがあるとされています。
飲食店に置き換えると、男性は価格に対する量を重視、女性は量よりも品数や彩りを重視する傾向にあるとされていますので、料理のポーションを考える時も「量が多ければ満足だろう」としてしまうと女性から好かれないお店になってしまいます。それはあくまで男性の感覚ということです。
ターゲット②年代
次に考えていくのはターゲットの年代です。
・10代:流行に敏感、稼ぎは極めて少ないが自分のために使う
・20代前半:10代に比べ購入に積極的、自分のために使うが高級品は少ない
・20代後半:20代前半に比べ良いものへの投資、自分の時間を大切にする
・30代:家族のためにお金が必要なため自分のためのお金は少ない
上記はあくまで傾向でしかありませんが、年代によって収入やライフスタイルがことなるため、購入するものに対しての考え方に変化が現れます。そのため、魅力的に映るデザインや機能性も異なれば、SNS広告やPCサイトの広告など目にする頻度の高い広告媒体も異なります。
ターゲット③職業
性別と年代が定まってくると、おおよその職業が見えてきます。
・高校生
・大学生
・サラリーマン(入社数年)
・サラリーマン(管理職)
・主婦
・経営者
・医者や弁護士など
職業によって収入やライフスタイルは大きく変わりますので、それに合わせたPRや商品やサービスの開発をすることができます。
入社数年のサラリーマンであれば、収入はそんなに高くないので、比較的に気軽にいくことのできるお店や記念日の際も1万円前後を目安に考えるのが一般的でしょう。また、通勤時間、ランチタイム、帰宅時間がスマホを見る時間帯になるので、その時間帯やルートに広告を設置していく必要があります。
逆に、経営者や医者、弁護士などの比較的収入の高い客層であれば、数万円のお店を高い頻度で利用することがありますが、お眼鏡に叶うような相応のサービスや商品、空間を求められます。また、人脈や横のつながりも強い傾向にあるので紹介したくなるようなお店の設計やあえてSNSで発信し過ぎず隠れ家感の演出をすることも大切ですね。
主婦の場合であれば、サラリーマンとは休むことのできる時間帯が大きく異なりますので、利用される時間はもちろん、SNS広告やSNSの配信についても時間帯を工夫していく必要があります。子供を幼稚園などに送っていったあとの時間や家事がひと段落した時間帯がそれらにあたります。サラリーマンの通勤時間帯は逆に家事に追われている時間帯になるので、控えるのが良いでしょう。また小さな子供がいることや美容に対しての意識も高いので、ナチュラル志向のメニューが好かれる傾向にもあります。
ターゲット④シーン
どのようなシーンでお店を利用してもらうのかも飲食店に欠かせないターゲティングです。
飲食店のシーン例
・一人飲み
・宴会(仕事帰りにふらっと3~4人で)
・宴会(部署単位の大人数)
・デート
・女子会
・友人と二人で
・夫婦で記念日
・家族でお食い初め
このように飲食店の利用シーンといっても様々ですので、どのシーンをお店のメイン集客シーンにしていくのかを決めていく必要があります。
会社の宴会をワイワイやっている隣で一人しっぽり飲みたいと思わないでしょうし、カップルばかりの店内で男二人で飲むというのもなんだか居心地が悪いですよね。
そういったことがないように、どのシーンの人にとって居心地のいいお店にしていくのかを定めていきましょう。
シーンが決まってくると、おおよそ何人グループが多いお店なのかが決まってきますので、料理のポーションやメニューのラインナップをどのようにすれば喜ばれるのか、イメージがつきやすくなりますよね。
一人飲みに使いやすいお店は1人前の量が多すぎないお店。宴会に使いやすいのは、複数名でシェアしやすいお店。
メインシーンが決まれば、何をすべきかがはっきりしてきます。
ターゲット⑤ニーズや悩み
最後に、今までイメージしてきたメインターゲットが求めていることや現状のサービス(競合)に対してのお悩み、お店選びでの不安点などをリストアップしていきましょう。
20代男性サラリーマンが女性との記念日デートする場合の一例
このようにユーザーの求めるポイントや来店の際の不安点やお悩みをリストアップしていくと、どのような広告やサービス、お店作りが必要なのかが明確になってくるのではないでしょうか?
もちろん、上記のデートに対するニーズや不安点は様々なですので、お店がどういうニーズや不安点のある人にとってぴったりのお店なのかの立ち位置を決めていくことが大切です。これをポジショニングともいいます。
上記のデートのニーズは、20代の男性(そんなに経験も収入も多くないサラリーマン)の場合ニーズですので、世代や性別、職業が変われば、また異なったニーズや不安点が現れます。ターゲットを具体的に思い描いてから、その人の求めるものや不安を解決するような広告、サービス、お店作りをしていきましょう。
ターゲットが決まればサービスや商品開発がスムーズになる!
いかがでしたでしょうか?
一度、5つのターゲットポイントをお店に当てはめながら紙にまとめてみてください。
そうすると、どんな情報やサービス、商品が喜ばれるのかが明確になるのではないでしょうか?
ターゲットをより明確にして効果的なPRやお店作りの参考になれば幸いです。
ターゲットが明確になったら、「競合分析」をするのがおすすめです。
スマホでできる競合分析の方法もありますので、よかったら参考にしてください。
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