こんにちは。
飲食店の販促大学 by BuzzFood
スタッフのニシホリです。
新型コロナウイルスの影響で店内飲食だけでなく、テイクアウトやデリバリー、通販など外販を強化する飲食店さんが増えてきましたね。
飲食店専門でWEBサイトを制作している私たちのもとにも、全国から外販強化のご相談をいただいており、本日は通販を始める飲食店さんが知っておきたい通販のコツをご紹介します!
この記事はこんな飲食店さんにおすすめ
・そもそも通販をやるべきなのか悩んでいる!
・通販を始めようと思うけど何からやったらいいかわからない!
・やってからトラブルに遭いたくないからリスクヘッジしておきたい!
お店をもっと繁盛させたい飲食店さんのお役に立てれば幸いです。
①高単価商品を売ろう
飲食店が通販を始める場合、本業である店舗の運営をしながら通販をしなければならないということを忘れてはいけません。
通販の作業
・SNSなどでのPR
・受注管理
・顧客対応
・出荷作業
・購入者へのアフタアーフォロー
通販は意外に細々とした作業が多いので、この時間をしっかりと確保する必要があります。
その際に、当然売れた数だけ出荷作業や受注管理の数が増えていきますよね?
低単価の商品を販売していると、売上は多くないのに人件費や作業時間だけたくさん取られてしまうなんてことになるケースがあります。
そうならないように、高単価商品を販売して出荷作業の数を最小限にしていく工夫をしていきましょう。
例えば、商品の詰め合わせパッケージやギフト用の高級商品を看板商品にしたりするのがいいですね。
また、お客さんの目線からすると低価格商品でも高価格商品でも送料は必ず発生しますので、低単価商品の購入金額に占める送料は割高に感じる場合があります。Amazonの無料配送に慣れているユーザーならなおさら個人店の通販にかかる送料は高く感じるでしょう。
送料の割高感を感じさせないように、全決済金額に占める送料の割合が高くならないように高単価商品を売れるようにしていくことをオススメします。
②お店では体験できない価値をつくる
飲食店の通販では実店舗があるという強みを最大限に活かすことも大切です。
まずはお店の既存ファンである顧客の「新しいお店の楽しみ方」という形でPRしていくのも良い方法です。
すでにファンがいる飲食店ならこれを活用しない手はありません!
「お店の味をご家庭でも楽しめます」というPR方法をよく見かけますが、それはあくまでお店に行きたくても行くことができない顧客に有効なPRですが、その客層ってそんなにいるのでしょうか?
通販を始めたら、まずは既存のお客さんがお試ししたくなる「新しい楽しみ方」をつくっていく必要があります。
例えば、お店では提供していないスタイルで楽しめるようなメニューにしたり、お客さんが自分なりのアレンジを加えることができるようにするなどの方法があります。受注生産の超高級メニューを通販限定でやっていくなんて方法もいいですよね。
このようにして「お店ではできない体験」を通販を通してお届けすることを意識していきましょう!
③いろいろ売るより1つのキラーコンテンツ
通販を始める際に、商品数をたくさん用意しなければいけないと思っている方がいますが、大切なのは商品数の多さよりも一つの商品の希少性や独自性が大切です。
Amazonや楽天を見てみればわかるように、日本全国から美味しそうなメニューが通販で販売されていますので、手に入らないメニューや食材を探す方が難しいほどです。
そんな商品過多の通販業界で「商品数の多さ」に力を入れていても、なかなか購入にはつながりません。
それよりも、「ここでしか手に入らない魅力的な商品」をつくりあげて、その希少性や独自性をいかに効果的に発信していくのかを考えていくのがいいでしょう。どんなお店なのか、販売する商品がどんな思いやこだわりで作られているのかなどしっかり発信する場所が必要です。
もちろん、リピーター対策として商品数はある必要ですので、一度購入してくれたお客さんにオススメするような商品も用意しておくようにしましょう。
新規顧客向けにはお試しセットとしてお値打ちなセット商品で魅力を感じてもらって、その他の商品で長くお付き合いしていくような通販が理想的ですね。(某野菜の定期便通販参考)
④購入後がかなり大切
通販は購入までのステップも大切ですが、購入後のサービスがとても大切と言われています。
お店での接客のあるサービスとは違い、お店とお客さんのコミュニケーションはネットを介した注文の時しかないのが一般的です。
ただ、それではいくらお店の商品が魅力的でもファンになる可能性はありません。
一度お店の商品に魅力を感じてくれた顧客をファンにするようなコミュニケーションを大切にしていきましょう!
例えばこんなコミュニケーションを
・電話相談や注文を受けれるようにする
・注文確認や入金確認、発送、到着後等、まめなメール
・商品開封時の感動(梱包など)
・商品添付のメッセージカードやチラシ
・購入者のSNS投稿に対してのコメント
他のお店があまりやってないからこそ、丁寧なコミュニケーションを心がけているお店はファンが多く、リーピーターによって定期的な売上を確保することができます。
人との関わりが難しい時代だからこそ、価値の上がるものがありますよね。
⑤リピートするメリットをつくろう
通販も飲食店もリピーターが大切なのは同じです。
一般的に新規顧客はリピーターよりも5倍の獲得コストがかかると言われていますので、いかにリピーターにつなげていくかが安定して売上を作っていくために大切な要素です。
では、新規購入した人がリピートしない理由を考えていきましょう。
リピートしない理由
・商品に満足しなかった
・接客や梱包などでがっかりした
・また同じものを購入するきっかけがない
・ほかに欲しい商品がない
・ただ忘れている
商品や接客、梱包に満足しなかった場合は仕方がありません。とにかく日々ブラッシュアップして商品やサービスの質を上げるしかありません。
ただ、ほとんどの場合はそれ以外の理由の場合が多いので、「きっと商品が悪いんだ」と考え込まない方が良いでしょう。
世の中にはたくさんの商品やサービスがあり、今回買ったのも数多く購入したものの一つにすぎません。
新規顧客がリピートしない理由の多くはシンプルに「忘れられた」が多いと考えられます。
つまり、いかに顧客に「そういえば、こんな美味しいものがあったな!」と思い出してもらうかです。
思い出してもらう方法の一例
・SNSや公式LINEのフォローに促して情報配信できる状況にする
・通販のメルマガで定期的に配信する(お店の名前が見られればOK)
・SNSの投稿に対していいねやコメントをして印象付ける
・クリスマスなどの記念日商品で記念日が来たら去年を思い出す
・ステッカーなどのグッズを身の回りに置いてもらう
・「○○通信」という読み物を定期的に郵送する
このような購入後にいかに顧客と接点を持ち続けられるかが通販のリピーター戦略には欠かせません。
飲食店通販のコツはコツコツと
いかがでしたでしょうか?
本日は飲食店さんが通販を開始する際に考えておきたいことをご紹介しました。
ネットで完結するということで手軽に始められそうな通販ビジネスですが、リアルのビジネス同様に細かな気配りやコミュニケーションが大切になってきますので、始めるときはしっかりと準備していきたいですね。
もちろん、準備ばかりして始めないのはもったいないので、気をつけることを把握したらあとは行動あるのみ!少しずつ改善しながらより良い通販サイトに育てていきましょう!
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ではまた14:30に!